『日米特許戦争の狭間で―米国特許弁護士・パートナーへの3000日』
服部 健一 (著)
単行本: 225ページ
出版社: ジャパンタイムズ (1994/09)
言語: 日本語
「今のままでは日米の特許や技術関係はますます悪くなる。だれか両方の特許問題に詳しい者がアメリカで何かしなければならない。日米経済摩擦解消のためにも絶対に必要なのではないか」
特許庁に勤務していた著者が、40歳を目前に特許庁を退職し、米国にわたり、働きながら、夜間のロースクールで学んで、特許弁護士の資格を得て、国際特許戦争の舞台へと乗り出していくまでの道のりをみずから赤裸々に語る。
アメリカのロースクールのJDコースは3年間だが、著者の通った夜間のロースクールは4年間が就学年限であったとのこと。
著者は、語学について苦労したという。
著者は、体力には自信があり、科学技術、特許法については、苦労しなかったという。
もっとも、アメリカの司法試験には3回目の受験にして、ようやく合格したとのことである。
ちなみに、ロースクールで知り合った年下の日本人女性(アメリカ法弁護士になった)と著者が結婚できたのは、羨ましい。
40才代にして人生の再挑戦ができたのは(著者がアメリカ法弁護士になれたのは40才代半ばと推測される)、ほほえましい。、
(著者の他の著書)
アメリカ連邦裁判所―民事訴訟手続きと基本法体系
単行本 1993/7
発明協会
くたばれアメリカ弁護士―ジョークで知る爆笑訴訟社会
服部 健一 (著)
単行本: 285ページ
出版社: ディーエイチシー (1996/12)