升田純『変貌する銀行の法的責任』民事法研究会、平成25年 | 法律大好きのブログ(弁護士村田英幸)

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変貌する銀行の法的責任―判例の展開と実務の動向/民事法研究会
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升田純『変貌する銀行の法的責任』民事法研究会、平成25年

高名な弁護士による著書であるが、各章の総論的な解説はせいぜい数頁であり、残りは裁判例の個別の紹介・解説である。

下級審裁判例が多いせいもあるが、裁判例の大きな流れ・傾向について、さしたる分析もされていない。

しかも、同一事案で、上級審の裁判例がある場合には、まとめて紹介すべきところ、そのような構成にもなっておらず、使いずらい。単に判決年月日順に並べただけである。

また、採録されている裁判例も網羅的ではない。例えば、変額保険については、それだけで1冊の本になる分量もあるので、抜けている裁判例もある。

「総合判例解説」のような本を期待して同書を購入すると期待外れになるが、実務で、裁判例のインデックス代わりに使うのにはよいかもしれない。

第1章 債権回収

第2章 否認権行使

第3章 貸付

第4章 一般法理

第5章 投資取引

第6章 変額保険

第7章 付随業務

第8章 銀行等の役員の損害賠償責任