Boston Diary 2013 ★★★

Boston Diary 2013 ★★★

2013年秋より研究者の夫とボストンで生活をする事になった妻のアメリカ東海岸日記

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ロングウッド・メディカルエリアの一角に、とてもエレガントな美術館があります。
イザベラ・スチュアート・ガードナー美術館

1903年に建設された15世紀ヴェネツィアの邸宅を模したこの美術館

中庭は数階上までの吹き抜けで、ガラスの天井で覆われる巨大なサンルームになっています。来場者たちが一番時間を過ごしているようにも見えるのがこの中庭周辺かもしれません。季節毎の植物でこの庭自体が絵画のようです。

フェンウェイ・コートと呼ばれるメイン・ギャラリーは写真撮影が許されていません。建物の中に照明はあまり見当たらず、自然の灯りで美術作品たちが見える様子がまた美しいです。(傷まないのかちょっと疑問に思いますが)あらゆる絵画、石膏像、家具、タペストリー・・・と博物館のようでもある陳列物たち、歴史やここに辿り着いた経緯が気になります。書簡等の陳列ケースには光から守るための厚い布のカバーがしてあって、めくって見る仕組みになっているので、お忘れなくめくれるものは全て思い切って試してみるのがお勧めです。

バルコニーはベニスのカナル・グランデに面するCar d'Oroから一部持って来ているという贅沢ぶり。(写真)2~3階には平安期や安土桃山時代の日本の絵画かな?と思うものがありました。今度何だったのか調べてみようと思います。ボストン美術館(MFA)にも日本の作品が大量にあるそうです。

気になった日本の作品
19世紀春秋
17世紀後半 宇治川の戦い
1677年 狩野常信 源氏物語

この美術館から1990年3月18日、フェルメールの「合奏」を含む作品数点(レンブラント、ドガ、マネ等)が盗まれてしまい、この世紀の大事件がTV映画になっています。その名も「消えたフェルメールを探して」("Stolen")。

イザベラ・スチュアート・ガードナーとその夫でCape Ann(岬)からの入植者達をご先祖に持つ貿易商、John "Jack" Lowell Gardnerの二人は美術を愛した夫婦だったそうです。夫ジャックは鉄道や炭坑にも出資していたビジネスマン。イザベラはニューヨーク出身だった為、ボストンのブラーミン・エリート(Boston Brahmin)と呼ばれる古くからの上流階級社会からはアウトサイダーと見られていたようです。夫の死後「Mrs. Jack」と呼ばれた彼女は多様な人々へ興味と受容を示し、ボストン各所の壁画に作品が残る画家のサージェントを始めとした才能あふれる友人達の助力によって、フェンウェイ・コートを美術館へと造り上げ、誰にでも手が届くように解放したということです。

彼女のような芸術のパトロンの存在って偉大ですね。一般人に解放する為にこの美術館を作ってくれたイザベラさんに大感謝です。博物館の中に並べられた作品たちよりこの館に大切に居場所を与えられているアートは魅力が何倍にも感じられるように思います。

増築された新館には小さな植物園のようなサンルームもあり、カフェレストラン(Cafë G)、図書室、リビングルーム、セミナールーム、ギャラリーが設置されています。
セミナーやイベント、演奏等が定期的にあっています。

Café Gメニューデザートメニュー





笑
Cultural Institute powered by Google というバーチャル・ミュージアム上で、文化における女性たちというテーマでこの美術館の作品数点を見る事が出来ます。美術館自体のバーチャル見学も。

余談ですがお手洗いにTOTOを使っているこの美術館。洗練されています
パブリックガーデンのリスたちは人なつこいですね写真を撮っていると「なになに~?ゴハン?」という感じで寄って来ました笑りすりすりす
これは木の上でこちらに気付いてだんだん幹を伝って降りて来るリスの様子・・・
小さな女の子がいつの間にか横で目を輝かせていました。

今度は何か上げられるものを持っている時に出会いたいですりすパン
なんだか最近良くバーバラ・ウォルターズの顔をテレビで見ると思っていたら、
5月16日金曜日をもってテレビから引退する、ということでした

バーバラ・ウォルターズと言えばインタビュー、そしてインタビューの第一線を退いた後は朝のトーク番組(女性4~5人の井戸端会議風?)The VIEWに出演していました。マイク

映画でもジャーナリストに憧れる女の子が目指す対称として出演したりもしたバーバラ・ウォルターズ。

同時期に、夜のトーク番組The Late Showの名物司会者デービッド・レターマンも引退し、後を天才コメディアンのスティーブン・コルベールが継ぐというニュースも発表されました。

テレビ司会やニュースに数十年君臨して来たお茶の間のパーソナリティーも世代交代の時期のようですね
先日プルデンシャルプラザでネスプレッソの新商品のPRイベントがあっていました。無料でコーヒーやエスプレッソが振る舞われ、仕事帰りのビジネスマン等でごった返し。
新製品はこちら。ネスプレッソ・バーチュオライン Nespresso Virtuoline というそうです。
スタッフがとっても楽しく解説をしてくれながらコーヒーを入れてくれました。
お茶目なスーパー・売り子さんでした

このカプセルは以前のものより小さくてドーム型。小さい方がエスプレッソ、大きいドームがコーヒーだったような。この写真を撮りたいというと、キャピオバケっとポーズを取ってくれた店員のオバちゃん。可愛いです。お願い撮影しようとしたら「冗談よぉ~!」笑円盤の輪の部分には黒い線が入っていて、これがバーコードになっており、マシンがこれを読み取り正しい淹れ方を感知するのです。スゴイ

7000rpm?だかで中で回転が起こり、油の部分とその他が分離して・・・このようなきめの細かい泡—クレマの部分と滑らかな液体の部分とに分かれる。

出来上がり。

味は下記スタバスタバリザーブを思い出させるような酸味が消えた味。香り高く、酸っぱさが無いなめらか~~~な味になっています。飲み易いですキラキラ

スターバックスリザーブ

こちらはバキュームシステムという圧力とマイクロフィルターが主な仕組みのようですね。これを初めて飲んでいた時に店員さんが説明してくれたのは、Cloverブリューイング・システムというマシンを2007年に開発したシアトルのCoffee Equipment Companyを翌年スタバが買収したということです。(だからこのタイプのマシンはスターバックスにしかないそうです)高級マシンが一杯一杯抽出するコーヒー、家庭には高価過ぎるし大量供給には時間が掛かりすぎるし、スタバみたいな大手がメニューに加えるのがぴったりですね*星*

ワンランク上のグルメコーヒーの登場でコーヒーの新時代が来るでしょうか。カップ 

ちなみにこのNespresso、$299のところ25%オフプラス$20キャッシュバック中のようです。ちょっと一服詳細不明三つ指ごあいさつちょっと一服
さて、今回初めて存在を知ったスーパーデラックス・マーケット、Wegmansへ行って来ました。

Bloomingdale's 向かいのChestnut Hill モールに新規開店です。今までこのチェーンの存在は知らなかったのですが、wikipediaによるとニューヨークを拠点とする人気スーパーチェーン、だそうです。
Wegmansの店舗展開はこんな感じ

プライベートブランドも出ていてざっと見ただけでもWagmansの床掃除ワイパー用シート、食洗機用洗剤ポッド、ドレッシング、お肉、ミルク、それからサンスクリーンまでありました。ちょっと充実しています。

お値段はホールフーズ位?PBの価格も同等のようです。お魚はホールフーズが若干低価格かも知れません。

東海岸に多い信心深いユダヤ系の人々用のKosherフードとグルテンアレルギーの人御用達のグルテンフリー食品のコーナーが大きかった事が印象的でした。
チョコレートもVosgesチョコや輸入物の見慣れないグルメチョコが何気なく並んでいた、アップスケールなメガマーケットです。

サラダバーやデリカテッセンのコーナーが大きかったのですが、この日は大混雑だったので購入は断念、味見は次回に持ち越しです。

高級グルメ嗜好も、ファミリーパック(PBのお得商品)も、豊富なデリカテッセン総菜もあるスーパーとして最高のサービスを行っているかもしれないWegmans、気になります。

天井を電車の模型が走っていました。かわいい


Wegmansのグッドアイデア1 駐車場の入口ELVの壁には駐車場色分け番号が書いてある小さなカードが置いてあり、お客さんがさっとポケットに入れられるようになっています。これでもう駐車した場所を忘れない!