金曜日に救命病棟から一般病棟に移りました。
呼吸器内科だそうです。
4人部屋の窓際で、見晴らしがよく明るい感じです。
枕元には、酸素のボンベと、痰を吸引するための装置がついています。


移った当日は、相変わらず鼻カニュラ(鼻穴にあてがって酸素を供給するもの)と、鼻腔経管(鼻穴からチューブを胃まで差し込み、流動食を流し入れて栄養を摂るもの)と、電解質の点滴がついていました。
モニターがないので、胸とかについていた電極や、SPO2を測るものは取り外されていて、「線」は全てなくなっていました。

昨日行った時には、鼻カニュラも外されて、点滴は繋がれていませんでした。
手首には、点滴用に残置された針はついています。
後ついているのは鼻腔経管だけで、かなりすっきりした感じでした。

鼻腔経管から、栄養と白湯を入れているということで、常時点滴はなくなりました。
点滴は、一日一回抗生剤を入れるのに使うのだそうです。
鼻カニュラを外した状態で、SPO2は92位だそうです。

まだ痰が絡んで吐き出せないので、時々吸引をしてもらっています。
鼻穴から差し込んで吸引するので、苦しそうです。
可哀想だけど、必要なものなので、仕方ないです。


救命病棟にいるときから、毎日、モアブラシを使って口の中を拭っていました。
気持ち良さそうにしてくれるのと、頬の内側を刺激すれば、後々嚥下にもいいかなと素人考えでやっていました。
昨日もやり始めたところに、看護師さんが来て、今、流動食の注入が終わったところだから、こちらで、口腔ケアはやりますと言ってくれたので、お任せしました。
一日3回、鼻腔経管からの流動食の後、口腔ケアもして下さっているようです。

それからリハビリの先生が来て、今日は、歩行器を使って歩いたんですよと教えてくれました。
救命病棟にいたときも、車いすに移乗させてくれたり、その場で立ち上がらせてくれたりのリハビリは始まっていました。
靴を用意して下さいと言われたので、柔らかな室内履きを持って行ったばかりのところでした。
抱えられながら5,6メートルは歩けたそうです。
俄然、目の前が明るくなりました。

とはいえ、まだまだこれからです。
目をつむり、口で息をしている夫を見ると、家に連れて帰れるようになるんだろうかと心許ない思いにとらわれます。


この病院は、毎朝清拭してくれて、寝間着を替えてくれているそうです。
2週間もお風呂に入ってないのに、夫はこざっぱりとして清潔な感じで、心配した皮膚の湿疹もできていません。
ただ、おむつまわりは、多少赤くなっているので、以前から皮膚科の先生に処方されいた塗り薬を預けていました。
それを使ってくれているようです。

救命病棟にいたときは、安全のためにミトンをつけられていました。
ここに移ってからは、手首に抑制帯を巻いて、それをベッドの柵に紐で繋いであります。
最初の日、巻き方がきつくて、外すと跡が残っていましたので、もう少しゆるめにお願いしました。
昨日は、巻き方はよかったけど、紐が短くて、ベッドの柵ぎりぎりになっていました。
これでは、ほとんど手を動かすことができないので、危なくない範囲でもう少し長くして下さいとお願いしました。
看護師さんは、じゃ帰り際に一緒にやりましょうと言ってくれました。
(家族がいるときは、抑制帯を外していいことになっています)
看護師さんは、このくらいでいいですか?とか、いろいろ紐の長さを検討してくれました。


夫は今、考えられる最高の手厚い看護を受けていると思います。
先の見通しは立っていませんが、一般病棟へ移れたことで、一安心しました。
今日もこれから夫の顔を見に行ってきます。




          
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