結婚して半年が過ぎ、主人との暮らしに慣れてきました。

でも、時々…というよりかなり頻繁に「結婚していることを忘れる」ことがあります。

別に、他の恋に溺れているというわけではなく…

今日もそんな瞬間がありました。

雨の日の図書館はいつもより混んでいて、もう一冊なにか借りてかえりたいと、本棚の間を歩いていたとき。


晩御飯のことなんか忘れていて。

ただ、夢中で本の背表紙の文字を追っていて。

ふと、主人に似た職員さんが前を横切ったとき

あぁ、私は妻だったと思い出したのでした。


一人で外にいるとき、結婚したことを不思議に思うのです。

約3ヶ月の結婚準備を経て、私は嫁ぎました。

世間一般からしたら、スピード感のある決断をして、そそくさとここへ来たのです。


何年も恋愛をして、相手をある程度知ったあとの結婚とは違います。

まだ、恋の途中のような、今。


お見合い結婚の両親が、私にお見合いを薦めてくれた理由が、よくわかるのです。


まだ、好きになっていく途中。

そんな感覚なのです。

たまたま相手が主人だったからかもしれないけれど。