こなゆきからたどりついた【3.11あの日を忘れない 】 | SORA~空模様は心模様~桑田さんに二度ぼれ

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それは先月(2月)半ばのことです。


私の住む九州にかすかにこなゆき雪の結晶が降りました。





その時に、私が中学生の時に大好きだった漫画のタイトルが頭に浮かびました。


.。o○こんこん こなゆき○o。.


っていうタイトルなんですけどね。

実は雪が降るたびにこんこんこなゆき…

って思い出すんです。





絵が可愛くて、おまけにストーリーが



読みきり漫画なのに、うまくまとまっていて、クスクスと毎回笑ってしまう面白い場面もあり、
あ、そうだったんた!
じーん、じわーっ!と感動したりほんわかしたり。


伏線の張り方がうまくて!



可愛らしいお話なのに泣けてきて…

私は小学生高学年の頃夢中で読んでいたのはなかよし

中学生になってからは、
もっぱら中1コース、中1時代、明星、平凡…
あまり漫画は、手に取らなくなっていたから、

定期的に買っていた漫画雑誌はなくて、

だから雑誌名もよく覚えてない。

たまたま手にして買った漫画雑誌だったと思うのです。

多分ちゃおだったのかなぁ?(曖昧)


こんこんこなゆき」

漫画家さんの名前はさこうあつこさん

これは覚えていた。
だって、その話だけ
何回も何回も何回も何回も読んだあげく、




好きすぎて

夏休みの美術の宿題(内容自由)に

大きな画用紙に

こんこんこなゆきの漫画を、真似して描いて、提出した。(笑)



もちろん上手く描けなかったけど、
パッと見た感じはスゴッ!となるよね。




そのときだけ、美術の評価が何故か高かった(笑)



あの漫画、読みたいなぁ~


で、ふと…検索してみたんです。

作者さんの名前を!!

なぜ今までやらなかったかって言われたらそうなんだけど。



そうしたら、今も活躍されていたのです!


こんこんこなゆきは、見つけることはできなかったんですけどね。

さこうあつこさんは、当時ひらがなだったと勝手に記憶していたんですが、

漢字で佐香厚子さんでした。




代表作のひとつ、よい子の味方

聞いたことあります!
知らず知らず、佐香さんの育児漫画とか読んだのかも。





絵が可愛いでしょう!

こんこんこなゆきも、こんなおめめの女の子が主人公でした。
なつかしぃ~。




しかし、同時にこういう本を出されていることが分かりました。




3.11 あの日を忘れない⑤

希望への復興

ドキュメンタリー作品集

(2013年3月5日初版発行)秋田書店




2月の半ばで、佐香厚子さんを思い出して、
名前を検索して、
この本に行き着いたことは

何かの縁…というか、導かれている

勝手に解釈して、

早速取り寄せて読みました。




佐香厚子さん
成瀬涼子さん
あしだかおるさん
の、3作品が一冊に入っています。


佐香厚子さんは、

【ステップ!~3.11宮古田老~】

岩手県 宮古市 田老町 の老舗菓子店に嫁いだお友だちの実話を描かれていました。

佐香厚子さん自身が岩手県 宮古市出身だそうです。
お友だちの夫は老舗菓子店(かりんとう)を営みながら、消防分団長のボランティアも。
消防団員には、地震が起こると「防波堤の水門を閉める」という大切な使命が。

そして、3月11日、地震、津波…

津波が襲い、町は流され、燃える…

失意の中、夫婦はかりんとうを復活させようと決意されて…

悲しい場面がいっぱいですが、最後には明るい光が差し込んでいました。

復活した田老名物のかりんとうのお菓子を食べたくなりました。




【アイをつないでく】(成瀬涼子さん作)

被災したペットたちを保護している
宮城県仙台市のdogwood(実在する)を丹念に取材し、そこから一匹の犬を預かった家族の感動的な物語。
2013年現在でdogwoodでお世話をした犬と猫の合計460頭と記されています。



【希望の輪、明日への光】
(あしだかおるさん作)

宮城県石巻市の中学校が舞台。
被災後、給食の配給もままならないという最低限の学校生活から復興へのスタートを切った中学生たち。郷土への思いを太鼓に込めて…!


どの作品も、被災の悲しみ失意と同時に復興への強い願いとメッセージが込められていました。





遠く離れた地から、何も出来なくて口ばかりで申し訳ないですが、
せめて、あの3月11日に東北で起こったことを
こうして知ることで、何か出来ることが見つかるかも…と思えました。

さて、私はこんこんこなゆきで導かれた佐香厚子さんが描かれている5巻をまず読んだのですが、もちろん1~4巻もあります。

せっかくだから紹介させてください。




1巻

飯舘村・ほんの森でまってる

石塚夢見さん作  (2話)

【本の森でまってる~原発避難区域・飯舘村の本屋さんより~】

平和だった村が震災で変わってしまった…。
原発事故により村内全域が計画的避難区域に指定される中、村営の書店「ほんの森いいたて」は…!?


【もう一度 青葉の杜~帰ってきた喜久屋書店漫画館仙台店!~】

震災により閉店を余儀なくされた喜久屋書店漫画館仙台店。しかし、地元の人たちの応援が、店を甦らせる…!!













2巻
陸前高田 命をつないだホーム

くりた陸さん作(2話)

【希望~命をつないだホーム~】
陸前高田市の特別養護老人ホーム「高寿園」。地域の人たちの要望で建設された、地域に根ざしたホームで「あの日」に何が起こり、人々はそれをどう乗り越えていったのか!?

【面影と永遠(とわ)に】

震災で亡くなった方々の「面影画」を描くボランティアをおこなった黒沢和義さんの物語。
つらくて写真は見られなくても、生前の面影が残る絵に人々の心は癒されて…。












3巻「陸の孤島」南相馬の子どもたち

ごとう和さん作(2話)

【手をつなGO!!~「陸の孤島」南相馬の子どもたち~】

震災と原発事故によって休園に追い込まれたよつば保育園。副園長ヨシユキ先生は、福島を離れられない子どもたちのために、保育園を再開させようと奮闘するが…!?

【いのちの朝(あした)に】

宮城県石巻市のとある漁港。
海宿を営む夫婦を襲った震災の悲劇と、そこからの再生の物語…!








4巻  気仙沼に消えた姉を追って


漫画高瀬由香さん原作生島淳さん


震災後、気仙沼で行方不明になった姉の消息を追うため弟は現地に向かうが…!?
気仙沼出身のジャーナリストの渾身のドキュメンタリーを、完全コミック化!!





そして、佐香厚子さんが、現在も震災に関する漫画を描いていらっしゃることが分かりました。

2月26日発売の

エレガンス イブ 2016年4月号


この雑誌の中に佐香厚子さんの漫画が載せてあります。



シリーズ 3.11 あの日を忘れない

「ギンドロの木の下で」佐香厚子さん作

取材協力/陸前高田市 吉田正子さん、菅崎京子さん、石杜容子さん



陸前高田、大津波の後の瓦礫の原に花を植えた女性たちがいた。心震わせる、再生の物語






なお、今回分かったんですが震災に関する

実話に基づいたコミックは他にもたくさん出ていました。


被災を体験したり間近で見て、丹念に取材された漫画家の方々の熱意、想いが伝わります。










※追記

なんと!しつこく検索していたら、こんこん粉雪が入っているコミックスが見つかりました!
届くのは3月23日の予定です!(*≧∀≦*)