7）は己酉（きどのとり）月です。

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本日は中秋の名月、季節も朝晩の寒暖の差が激しく

体調管理に気をつけたい今日このごろですね。

今月（9/8～10/7）は己酉（きどのとり）月です。

土性で陰の十干「己（きど）」と、
金性で陰の十二支「酉（とりきん）」が
組み合わさった干支です。

己は田畑や大地を表し、
酉は宝石や小石、季節では仲秋を表します。

そのため、己酉は「花を育てるのに適した美しい秋の大地」
というイメージです。

己酉月のポイントは以下の通りです。

◆美しく、泥臭く　

今月は、努力をした分量に比例して、成功がついてくる時期です。

己酉は、天干が土性、地支が金性ということで、
小石を多く含んだ土となります。

穀物を収穫するには難しい土ですが、花を栽培することができるため、
「花園」という、それはそれは綺麗な別名がついています。

その名の通りきらびやかに咲き誇る花たちから想像できるのは、
見た目の華やかさと貫禄ですから、
これらを意識することが最初のポイントとなります。

しかし、人間に置き換えた場合、いかに外面が整っていたとしても、
中身がなければ真の魅力とはなりません。

冒頭の努力は、外面を磨くことはもちろんですが、
むしろ内面にこそ真価を発揮していただくとよいかと思います。

帝王学における魅力の定義の一つに、
その人の持つギャップの幅の広さで決まるとあります。

己酉月は、花園という外面の美しさはすでにありますので、
対極の内面磨きは、基礎を泥臭く反復し、
地道にどれだけ継続できるかで決まります。

すぐに成果・結果として現れる運の質ではありませんので、
焦らず、自己努力を積み重ねていきましょう。

遅くても確実に前進し、成功につながっていくのが己酉なのです。

◆キーパーソンは目上の存在

今月は、目上から多くの事を学ぶ大チャンスです。

己酉は、両親や目上の存在がすごく有り難い干支で、
かつ表出する十二大従星は天貴星ですから、
目上からの学びを得ようとするのは、自然の流れに沿い、
運気アップ間違いなしの行為なのです。

ここで大事なのは、目上であれば誰でもいいわけではありません。

間違ってはいけないのは、何を学ぶかではなく、誰から学ぶかです。

純粋性が高く、なんでもそのまま取り入れてしまいますので、
詐欺師に学べば詐欺師に、穢れたエネルギーに触れれば、
そのまますべてを吸収してしまいます。

本と友人は選べ！の格言のとおり、
ここでは誰から学ぶかをしっかり吟味しましょう。

そして、誰から学ぶかが大事であるのですが、
受け手の姿勢で学びの習得度合は大きく変わってきます。

覚者は赤子の泣き声からも悟る、とありますが、
学びの究極は盗みとるものだと思います。

教えてもらうのではなく、学ぶ。

ここに、前段の自己努力という言葉の妙があるように思います。

素敵な目上の存在がいてくださることに感謝してまいりましょう。

◆学び、そして伝えよ

ちょっと学理の話になりますが、
己酉の地支である酉は、蔵干に辛を含んでいます。

己土という土の下に、酉金と辛金という砂利・小石の類があるため、
作物を作るのに適した土地なのに穀物はとれず、
しかし美しい花は育つところから、
稼穡の瓦礫（かしょくのがれき）と呼ばれます。

己酉には、陰陽五行論独特の表現があります。

　丙の照暖と癸の慈潤をみて良しとする

結論だけお伝えすると、よく学び、よく伝達することで
改良されていくということです。

この学問は、考えるよりも行動をよしとすることが多いですが、
今月は、やみくもに推し進めるよりも、
情報や知識を集めてから行動することで道が開けるとしています。

そして、学びをさらに伝えていくことでより良い状態になっていくのですが、
己酉は知識の伝達はできても、心を開くことがあまり上手ではありません。

無防備に自身の心を開き、その上で想いを伝えていくことができれば、
一段上の高みに上がることでしょう。

結果、まだ誰も手掛けていないような仕事や分野を開拓し、
さらに独力で切り開いていくことで人生が発展していく、
そんな月になるとされています。

どうせやるならとことん楽しく！

どんな状態でも幸せであることを選択できる力を私たちは持っているのですから。

以上、己酉月のみで見たポイントです。

皆様にとって豊かな月になることを心より願っております。

いつも本当にありがとうございます。

※個人の宿命によってテーマは変わりますが、
　在り方を探究する一助となりましたら幸甚です。