夏のバカ騒ぎ2014では着席指定席が設置されていた。

今回、実際に着席指定席を使ってみたのでその感想も書いておきたい。

ポイントは大きく分けると1.着席であるということと、2.着席指定席の扱いの2点だ。


1.着席であるということについて

着席が指定されているのだから当たり前だが、着席指定席では着席でライブを鑑賞することになる。

ポイント① 疲れにくい

おそらく着席の最大のメリットは疲れにくいということだ。

普通の指定席でも座ることはできる。

できるのだが、座ったが最後だ。

周りの連中の腰つきや背中の動きを観察することになる。

場合によっては何でこいつ座ってるんだ、やる気ないのかなんていわれなき視線を受けることになるかもしれない。

これは危険だ。

ところが着席指定席では周りも座っているので、座りながらライブを鑑賞することが容易になる。

これが最大のメリットだと思われる。

…が、実際にライブの4時間座ってみてわかったのは、座っているのも実は意外と疲れる。

主に腰と尻が痛くなるので要注意だ。

あと夏は尻汗をかくのもつらいところだな。

着席指定席を使うなら薄くてもクッションの一つは用意すると快適だろう。

ライブで汗をかいて程よく疲れたい、いい汗流したいという人にとってはメリットにならない。

そういう疲れや汗の類ではなく、例えるならももクロクラブでの労働の部屋の汗というか、あまり気持ちのいい疲れではない。

日頃僕が仕事をしている時の疲れに近いものがある。

まぁライブで心地よい疲れを感じたいという人はそもそも着席指定席を使わないと思うので問題なかろう。


ポイント② 踊りにくい

座って見ているわけなので、いわゆる振りコピはやりにくい。

上半身だけならできるが、体全体でリズムを取れないのでやりにくいのは間違いない。

大事なのは下半身だ。

もちろんあーりんが「ジャンプ行くよー!」なんて煽っても、着席しながらではジャンプはできない。

もちろん波紋の呼吸のできる僕なら座ったままの姿勢で跳躍できるんだけどね。

ツェペリ
画像の出典:荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険 第1部ファントムブラッド」集英社

ただし、これは逆に考えれば激しいダンスを繰り広げて周りを蹴散らすんじゃないかという人がいないという点でメリットにもなりうる。

前の席の人がツェペリさんでない限り、何度もジャンプして視界を遮ってくるということは生じないだろう。

落ち着いてライブを鑑賞したいタイプの人には向いているかもしれない。


ポイント③ 狭い

これはデメリットとなるポイントだ。

着席も意外と疲れるというところに繋がるが、ライブの席というのは快適空間じゃない。

狭くて足も伸ばせないようなところだ。

僕らは今回、一番前の列だったので非常に快適だったが、多くの場合、足を伸ばせないのは窮屈だろう。


ポイント④ 周りの振動の影響を受けやすい

これも僕にとっては大きなデメリットだ。

後ろの人の足が席に当たるというのは映画館とかで経験あるかもしれないが、あれは不快だ。

ライブ会場もだいたい狭いので同じことが起こりうる。

しかも席は映画館のそれよりもずっとチャチなんだからなおさらだ。

もちろん隣の人が着席のわりに暴れん坊な輩だった場合も、着席であるためにその振動をもろに受ける。

自分も周りに不快な思いをさせないように気を付ける必要があるだろう。



2.着席指定席の扱い

これはライブごとに扱いが変わるかもしれないので、全てのライブに共通するとは限らない。

着席指定席は一般的に言って良い席かどうかは気になるところだろう。

ポイント⑤スタンド席後方ブロック

夏のバカ騒ぎ2014ではスタンド席の後方ブロックが主に着席指定席だったようだ、たぶん。

スタンドの後方なので、当然ステージからの距離は遠くなる。

なので一般的に言う゛良い席”は最初から当たらないものと考えてよさそうだ。

一方で、周りも着席しているので全体を見渡すには好都合の席だし、双眼鏡などは比較的使いやすい席が当たる可能性がある。

また、ライブのセットによってはトロッコなどでメンバーが近くに来てくれるということもあるかもしれない。


以上が今回着席指定席を経験してみて思ったところだ。

他にもメリット・デメリットはあるのかもしれないけど、とりあえず今考え付いたのはこんなところ。

他に何か書いておくことあったかな?