デビュー40周年を迎えるお神セブン
当時、同期のアイドルはテレビ番組の収録などで一緒になることが多かったそうだが、デビュー1年目が終わる頃、松本明子が「私たち1年目という枠が外れたら新人じゃなくなるから、これからみんなバラバラになって会わなくなるね。でも私たち売れなくて悔しかったけど、長いこと生き残ろうね」
―― と言ったそうだ。
その言葉通り、40年経った今でも活動しているではないか。テレビ番組の企画がきっかけだったのかもしれないが、彼女たちの才能、そして当時の不遇な状況を努力で乗り越えてきたからこそ、それぞれがシンパシーを感じ、集まり、そして今に至ったのではないだろうか。
先日、桑田靖子が小林千絵、木元ゆうこと3人でクリスマスライブを行った。それぞれのデビュー曲を歌うコーナーがあり、『夜のヒットスタジオ』のオープニングのように、小林千絵が木元ゆうこの「チェリーガーデン(桜の園)」、桑田靖子が小林千絵の「いつも片想い」、木元ゆうこが桑田靖子の「脱・プラトニック」を歌ったのだが、
「経験がないもんでね〜(夜ヒットに)出たことないから」
と自虐ネタを盛り込みながらも、当時の振り付けを交えて楽しそうに歌っている彼女たちを見て、ほっこりとした気分になった。
なお、お神セブンの面々は今年デビュー40周年を迎える。素敵に歳を重ねた彼女たち。デビュー当時は不遇だったかもしれない。しかし、40年経った今、みんなキラキラと輝いている。
桑田靖子のライブでは――
「お神セブンとしてまた何か活動できたらと思っている」
という発言があった。だからきっと今年も何かやってくれるだろう、と期待している。それぞれが魅力に溢れた彼女たちの今後の活躍に期待したい。
私的
楽曲
ベスト3
3位
↓
2位
↓
1位
↓
「昨年10月にFacebookを開設したら、ファンの方からたくさんのメッセージをいただいて感激しました。実は、84年5月にリリース予定だった5枚目のシングル『最近のム・ス・メ』が発売中止になったままなんです。これまで二度、復刻盤の話が持ち上がったのですが、いずれもお流れになってしまって‥‥。そこで、この『最近の─』以外に別の未発表曲も加えたベスト盤を年内にもリリースする計画なんです。これが三度目の正直(笑)。今度こそ、ファンの方たちに歌声を届けたいですね」
*週刊アサヒ芸能1月19日号掲載
こちらは
35周年の
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