導師 「それでは今回は、前回でも問題になっていた『意識』というものについて少し広く、深く、じっくりと考え・学んでみようかの」


英知 「まず、僕が前回言った『意識も波動である』との理解は正しいのでしょうか」


  「波動って波の動き、つまり波形のように上下左右等に振動している現象でしょ。てことは、様々な意識の状態は様々な波の形・大きさ・振動の強弱によって起こっているということになるかしら?」


 「ほほう、今回のひかりは冴えとるの~。たしかにその通りじゃが、もう少し意識=波動について補足しておこうかの。、、、もともと大いなる存在が自身の内に様々な自己の分身を造る段階において基礎となるもの、、、つまりその様々なものが存在(発生)する為に必要なものであり、且つそれらを創造することのできるもの、、、をまず造る必要があったのじゃ。それが意識というものであり、その意識が活動するためのメカニズムが波動で有が故に意識とは波動であると言う事になるのじゃよ。よって、この全宇宙に存在するもの(君らの体・所有物・想念・心・感情等に至るまで)は全て波動で成り立っていると言う事なのじゃぞ!様々な波動の種類・大きさ・絡み合い等の様々な状態によって様々な事象が創造されていると言うことであり、また各自の想念等の波動により様々な事象を自分自身(自分の身の回り)に創造していると言うことでも有るのじゃよ。であるからしてここに『自分自身(未来)を創造しているのは自分自身である』という真理の言葉が出てくるのであ~る!」


 「うわ~、さすが導師さん!すばらしい説明ですね~、私も今回は冴えていて良く理解できますわ。ホホホ」


 「これ!調子にのるでないわい。そんなに簡単に理解できるものではない。なにせこの問題はまだまだ奥が深い故、何度も何度も熟考し、学んで行く過程で少しづつ理解出来て行くものなのじゃ。少し理解できたと思うてもそれで満足してはならんのじゃ。それで完成ではないのじゃから更に色々な角度から検討し、更なる理解を求め続けて行くのが進化の道なのじゃよ。、、、分かったかね!」


 「冗談よ、冗談!その事は何度も聞いているし、ちゃんと分かっていますョ。ハイハイ、ごめんなさい更に努力を致します!、、、、、次に進みましょーよ。ネェ英知さん。」


 「ハハハ、僕に振ってきましたね~。、、、それでは次に、よく表面意識(顕在意識)とか潜在意識・無意識という言葉を聞くよね。ひかりさんはどのように認識しているのかな?」


 「そうねェ、表面意識はこの現実社会で脳を使い考えたり、判断したり、嬉しいとか悲しいとかの感情も表面意識に入るんじゃないかしら。でも!心はどうなのかな~、やっぱり感情によって色々移り変わっていくから心も表面意識に入ると思うわね。潜在意識はその奥の領域でずーと前(前世・前前世・・・)からの大切な記憶が刻み込まれていて時々、表面意識に影響を及ぼしたり、直感とか超能力とかの領域でも有るような、、、よく分からないわ!それに『心』ってよく使われるけど、いったいどういうものなのかしら?」


 「う~ん、また新たな問題が出てきたね、『心』か?これも何か捕らえどころが無いよーな、、、ま、これは取り敢えず置いといて、僕の認識としては、意識とはユングの集合的無意識と繋がるところがあると思うし五感・六感から無意識に至るプロセス、メカニズムは仏教で言う唯識論が深く探求し解説していると思うよ。例えばその内容の一部に、、、」


 「ちょっと待ってよ!また英知さんの難し~い話が始まったわネ。も~専門的な知識や難しい解説は私には分からないわヨ!」


 「そんなこと言わないで聞いておくれよー。とても面白くて為になると思うけどな。」


 「はいはい、それじゃー今度の機会にじっくり聞く事にしましょ!ネ、導師さん。」


 「ワハハハ!そうじゃの~、それではわしが少し解説してみようかの。そもそも意識そのものには表面意識とか潜在意識というような区別はないのじゃ。意識と言うものは例えば大きな樹木のようなもので太い幹が元の大いなる意識であり、そこから何層にも枝分かれし細くなって行き一番先端の細い枝・あるいは小さな芽になるかのォ、、、それが君らの自己意識(エゴ意識)であり君らが表面意識と呼んでいるものじゃよ。よって意識の進化というものは、だんだんと太い枝へ太い枝へと自己の意識を意識的に拡大(アクセス)してゆくということでもあるのじゃね。どこからが表面でどこからが潜在か、など色々と学問的に難しく論じておるがようするにこの現象世界で君らが通常使用でき、認識する事が出来、コントロールすることが出きる意識的現象の事を『表面意識』と言えるのではないかのー。いわゆる『エゴ体の意識』とでも言っておこうかな。あとはそれより深い通常の自己では認識する事が出来ない個的意識の範囲を『潜在意識』だと言っておこう。まだまだそれより深く無意識だの全体意識(集合意識)・根源意識だのと意識の広さ・深さは無限なのじゃよ。」


 「そうか,そこで意識を拡大して行くために自己の想念(思い・感情・心等)の流れを観察すると言う実践方法が出てくるわけね!」


 「そうじゃ、その通りじゃ!大分分かってきたようじゃの~。嬉しくてわしゃ涙が出るわい。、、、グスン」


 「僕の唯識論も聞いて欲しかったな~。ま、いいや。それでは次に、さっきひかりさんが言った意識を拡大(進化)して行くための効果的な実践方法は想念を観察する事だと言う真理なんだけど、どうしてなのか、そして意識と想念の関係とはどういうメカニズムなのだろうか?」


 「そうね~~~」


 「その事柄はとても重要じゃからして、もうわしが解説したほうが良いじゃろう。まず前にも解説した事じゃが各意識(体)は自己の進化の為にこの現象世界で肉体という乗り物を借りて様々な事を経験し・考え・学んで行くのじゃけれど何を学ぶ事が重要かといえば自己を学ぶことじゃと説明したのじゃが覚えておるかの~。それと新しく創造された意識(体)は始めは無知で真っ白の状態で創造され、様々な体験等を重ねて行くごとに徐々に色々な事(自己)を認識し理解して行くことで進化して行くのじゃとも説明したね。ここで何故全く無知の状態のものが認識して行く事が出来るのか?という疑問が出てくると思うのじゃ。それはじゃね、創造された個の意識(体)そのものは表面上は無知(白)の状態なのじゃがもともと大いなる意識の分身であり一部なのであるからして無意識の領域では大いなる意識と繋がっており、また大いなる意識そのものであると言う事になるのじゃからして様々な事を経験する事により無意識の領域にも波動が伝わり反動により何らかの波動がまた意識(体)に返ってきて作用することにより白の状態から何らかの変化が起こって行と言う事なのじゃよ。よって意識(体)が進化してゆくということは、いわゆる本来の意識(大いなる意識)に気づいて行くと言う事なのじゃよ。そして本来の意識自体(大いなる意識)は自己の分身である個々の意識(体)のこのような進化活動から新たな自己を再認識し学ぶ種?は無いかと、常に観察しておると言う事なのじゃよ。分かるかね!」


 「なるほど、それで個々の意識(体)も大いなる意識と同じ方法、つまり無知の状態で生まれてくる肉体(自我)を持ち現象世界での様々な経験を重ねて行く中で常に湧いては消えて行く自己の想念を観察する事で本来の自己(意識体)に気づき、認識し、理解し、更なる進化をしようとしていると言う事なのですね。」


 「ところで、その観察すべき『想念』というものについてもう少し具体的に教えてくださいョ。何か分かっているようで分っていないような、、、」


 「この想念と言うものも説明すれば長くなるからしてまたの機会にテーマとして取り上げて見ようと思うているので今回は簡単に述べて見るとしよう。あとは自分自身で掴んで行くことじゃの~。想念とは簡単に言えば肉体(エゴ体)が色々な体験(見たり、聞いたり、行動したり等)をする事によって頭や心?に浮かんでくる思い・感情・考え・判断等を総称した言葉であり、皆は自分自身で起こす思考活動(能動的)だと思うておるようじゃが厳密には自己の周り(時空・次元を超えた)に無数に存在し飛び交っている想念波動を自己の瞬間瞬間に変化している想念波動が同じ周波数のものを引き寄せることによって自己の内に流入(湧いて)して来ては様々な波動に変換され流出して行く(受動的)共振・共鳴現象なのじゃよ。」


 「え~、それじゃぁ私達が今、考えたりムカついたりしている事も実際は自分がしているのじゃなくて既に周りに存在していた想念波動を引き寄せた事によって私の思いとして流れていると言う事なの??」


 「それでは自分の考え・思い・心の動きなどは全て自分のものではないと言う事なのですか???」


 「ワハハハ、困惑しておるようじゃの~、ユカイユカイ!まー全て100%そうじゃとは言わんが想念とは大体そういうものなのじゃ。今の君達では到底理解(納得)できんじゃろうな。まあ段々と分ってくるじゃろうて、焦らずとも良い、しっかりと考え、学んで行けばそのうち時期が来れば自ずと理解できるようになるのじゃから今の困惑状態を楽しみながら良く観察してみることじゃな。とにかく何度も言うておるが自己の想念を純粋に(今まで培ってきた固定観念・既成概念等を一切入れず)ただじっくりと観察する事じゃよ。それによって想念と言うものの正体も分ってくるはずじゃ!こればかりは、なんといっても自分自身で答えを見つけ理解してゆかねばならん事じゃからの~」


 「う~ん、なんかすっきりしないわね!想念ねー???まあ、とにかく自分の想念をただ観察して行けば分ってくると言うのだから実践して行きましょう。(ホントかしら?)、、、と、この思いも一歩引いた目で観察するんでしたわね。油断もスキもありゃしない、本当に四六時中出来る実践方法ね!」


 「うん、そうだね。今は理解できないけどこの想念を観察するという実践方法は何かを得る事が出来そうな気がするよ。とにかく実践あるのみだネ!ところで、この想念を発する(引き寄せる)元でも有る肉体、いわゆる『エゴ体』というものも良く使われる言葉だけど実際[では、どういうものなのか?]と聞かれたら僕はキチンと答えられないと思うんだけど、、、どうかなぁ」


 「何か今日は考え疲れちゃったわ!う~ん、エゴ体ネェ、、、」


 「まあ待ちなさい!今回は少し長くなったのでその問題については次の機会に考える事にして今回はこの辺でお開きにしようかの~若い衆よ」


 「はい、分かりました。また宜しくお願い致します」


 「また次回もよろしくご指導くださいネ。めでたし、めでたし!(今回は理解出来なかったけどフフフ)」


今回の言葉

『意識は波動であり、その波動(意識)の様々な状態・絡み合い等により、様々な存在・事象が創造されて行くのである』