本日は入学おめでとうございます
。
みなさんに会えてとてもうれしいです。
男子14人、女子26人のこのクラスがいよいよスタートしました。私が皆さんに期待していること3点は
学級通信「克己」に書いた通りです。折に触れ思い起こしてみてください。
このブログでは、学級通信では書ききれなかったこと、
時間がなくてSHRでしゃべれなかったこと、
あるいはとりとめもない話をつづっていきます。お家の人と気楽に読んでください。
さて、皆さんは決して一人では生きていません。また生きることもできません。
様々な人たちのお陰で生きています。そのことを今一度かみしめてほしい。
個人主義とか、
個人プレーということばがあります。
もともとは悪い意味ではありませんが、
ときには
「自己中」
という意味でマイナスのニュアンスで使うことも多いでしょう。
例えば、
チームスポーツの代表のひとつである
サッカーを例に考えてみましょう。
まず、ポジション(役割)があります。
ポジションは、チームが、勝つために個々に与えられた役割です。
主に前へ攻撃を仕掛けるフォワード、
味方陣地を相手から守るディフェンス。
この役割をそれぞれがきっちり果してこそ、
勝利という目標を勝ち取ることができます。
誰かが自分勝手にうごけば、チームの勝利はあり得ない。
「複数の人間が同じ目的に向かって、それぞれの役割を果たす」
わたしは陸上部の副顧問です。
陸上こそ、トラック競技や、幅や棒、円盤などフィールドという、
まさに個人競技の代表格と言えます、
しかし、高校の陸上競技は個々の選手の個々の競技だけではありません。
バトンを呼吸やタイミングを合わせて相手に手渡すリレーは団体戦です。
もっと言えば、部員への声がけや、器具の準備、練習の支えあい、マネージャーの仕事など、
実は一人ではできないものばかりです。
個人の競技である陸上も、チームプレーで成り立っています。
チームで各々に与えられたポジションをそれぞれが効果的にこなし、よりよい結果を得ることを私は
「チーム力」
と言っています。
しかし、自分さえ目立てばよい、自分の役割はこれだけこなしていればよい、という選手がいると、
これはクラスも言えますね。
40人の個人プレーのクラスであってはならない。
中学生のとき、あなたの周りに
「自分の仕事ではない」
「言われてないからやらない」
「言われたことしかしない」というような人はいませんでしたか。
本校は大学進学率が高い進学校です。
3年生になると受験勉強も本格化します。
受験勉強って、まさに個人競技だと思いませんか?
実際、公式覚えたり、英単語を暗記したり、試験会場で問題を解くのはあなた自身ですから。
しかし、
私は受験勉強こそ、あるいは日々の学習こそ、
チームプレーだと思っています。
あるクラスでは、1年生のころから、お昼は皆自分たちの教室で食べていました。
部活の仲間たちと食べる選択肢もあったのですが、
部活の仲間は放課後にコミュニケーションがとれるから、
昼間はクラスの仲間たちと一緒にいよう、ということだったそうです。
3年生の秋になっても、放課後の受験勉強も自習室ではなくHR教室でおこなっていたそうです。
別に誰が何を教えるとかではなく、みんなで勉強する雰囲気が生まれていたということです。
たとえれば、クラスマッチや合唱コンクールと同じ雰囲気ではないでしょうか。
彼らは受験という「共通の目標」にむかって励まし合っていたのです。
結果は、もちろん全員が第一志望合格という訳にはいきませんでしたが、
その学年は前年に比べ好成績を修めたということでした。
この教訓は、私はこう考えます。
受験勉強もチームプレーなのだと。
苦しい受験勉強こそ、チーム力でカバーしていくことで、切磋琢磨し
ときにはお互い励まし合いながら
ときにはサボっている友人に「だめじゃないか」と言いながら
お互いを高めあっていたのだと。
より高い成果はこうして生み出された。
さて2組諸君よ!
授業のまえの休み時間
電車のなかの空き時間
有効に利用してみよう。
人間は水の流れと同じで、
低い方へ低い方へと流れていく。
困難よりも安易な方へと流されていきます。
そうではなく、より高いところを目指して自らを高めていく。
みんながそういうプラスの方向へ向いている。
そういう雰囲気こそが
このクラス2組の「チーム力」となる。
入学にあたって、担任の思いをお伝えしました。
ではまた。

