ローヌ北部といえば、シラーから造られるワイン、そして、ヴィオニエも混ぜるーなんて感じで覚えていますが、実際オーストラリアのシラーズとローヌ北のシラーを飲み比べしたくてお店に行くと・・・・置いてない・・・。
シラーが置いてないんですよー
ぎょえーーー。もちろん、シラーとグルナッシュとかそれ以外のブドウ品種が混ざっているワインは置いてあるのですが、シラー100%って見つけるのが難しい。そして、ローヌ北のワインを見つけても、値段が高い![]()
差し迫った何かがない限り、見つける機会も、飲む機会も少ないという現実を知りました・・・![]()
さて、そんなローヌ北なんですけど、ローヌ川の南よりも生産量は少なくて、なんと5%にすぎないのに、名声も価格も高級品が多い、というのはなぜなのだ、とラムは思っておったのです。
教科書には書いてあります
1970年代以降、個人経営の栽培者達が、高品質なイメージをつくるために、多くの努力をし、ファンを増やしたんだとか。
もちろん、街のワインショップでよくみかける、コート・デュ・ローヌのワインは北からも造ることができますよ。
まあ、しかし、イメージとしては高いと、いうことです。
こちらの地域のブドウ栽培地、南向きの急斜面の畑が最もよく、急斜面だから機械が入らない・・・手作業になる・・・ということでコストかさむということです。
こちらの気候は、ボージョレ地域に似て、大陸性気候です。
シラーは北ローヌで許可されている唯一の黒ブドウ品種で、ローヌの北は、シラーが完熟できる最北限。だから、少しでも日あたりのよい南向きの、しかも急斜面にブドウが植わっているんですね~![]()
ローヌ北のシラーの特徴は、色が濃く、タンニンが強い、黒色果実や黒コショウ、花のアロマがあって、熟成すると、野趣に富んだ香りを呈します。
しかし、近年、どっちり系の赤ワインよりも、エレガント系の赤が好まれているため、タンニンを穏やかにしたり、胡椒風味を軽くしたり、といったことがされているようです。
白ブドウ品種との混醸が行われるのも、この地域ならではですが、それは、コート・ロティでしか行われていません。
コート・ロティってどこーーって思った方、ローヌ北の一番北ですよ。
ヴィオニエを加えることで、ワインのアロマを強めたり、粘性を高めることができるのです。
ヴィオニエは、単独でも美味しい白ワインを造りますが、エキゾチックなアプリコットやスパイス、花のアロマが特徴です。
二次試験にはでませんが、華やかな感じを味わってみたい方は、ヴィオニエ、是非お試しくださいね。
しかし、このヴィオニエ、栽培が難しいのです。というのも、糖度のレベルが上がるシーズンのしかもかなり遅いシーズンにならないと、特徴的なアロマがでてこないのです。
ですから、ブドウは酸が減っていってしまい、アルコール度が高くなる傾向にあります。
北ローヌの白ブドウ品種といえば、マルサンヌ、ルーサンヌも忘れてはいけません![]()
ヴィオニエよりも力強さに劣りますが、マルサンヌは芳醇で重厚、ルーサンヌは酸味とフルーツの香りの特徴を持ちます。二つ混ざり合うことで、補いあってるってことですね。
このマルサンヌ、ルーサンヌは、エルミタージュやクローズ・エルミタージュ、サン・ジョセフ、サン・ぺレーで造られています。
次回は、北ローヌの代表的なACを追いかけていきますよ
一度、覚えてしまった人は、復習のつもりでさらっと読みなおしてくださいね。