イタリア北東部は、ヴェネトを中心にトレンティーノ・アルト・アディジェやフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州がありますが・・・、まずは、トレンティーノ・アルト・アディジェから。
この州も、ラムがイタリアを勉強していたときには、イタリアの州の中でもあまりキラキラしている印象はもたなかったのですが、それもそのはず、山がちなこの地域では、耕地として利用できるのは、土地面積の15%にすぎなくて、そこで肥沃な土地は果樹栽培に利用され、ブドウ畑はというと・・・渓谷の斜面底部に広がる段々畑にあるんですね~。
この比較的おとなしそうに見えるアルト・アディジェ、なのにイタリアで生産されるDOCワインに占める比率は一番高いんです![]()
何がそうさせているのか・・・隣国、オーストリアの存在です。彼らが、ここ、アルト・アディジェで造られる赤ワインを飲むそうな・・・。
しかし、気候的、商業的には、ピノ・グリージョやトラミナー・アロマティコ(=ゲヴェルツトラミネール)、ピノ・ビアンコ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングといった風味豊かな白ワインにかかっています![]()
ここでは、ピノ・グリージョから造られる白ワイン、あるいは、酸味が高くて上品なタンニン、ブラックチェリーの香りを持つ地元産赤ワイン、テロルデゴ・ディ・ロタリアーノDOCもあります。
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州は、ここもあまり記憶には残っていませんが、生産量で最も重要なDOCは、グラーヴェ・デル・フリウリ。
ラムはほとんどこのDOCを気にすることはなかったのですが、こちらでは、ほとんど赤の、しかもボルドー品種をブレンドしたような軽いワインが造られています。
そして、スロベニア国境近くにも、二つの最上ワインが造られているのですが、それは、コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリDOCとコッリオDOCです。
どちらも赤・白造っていて、コッリオは酸味とアルコール度が高く、凝縮された味わいを持つ、イタリア有数の息の長い白ワインを造っています。
ピコリットやラマンドロでは、古代品種ピコリットやヴェルドゥッツォから非常に高価なデザートワインが造られています![]()
ヴェネト州は、イタリア最大のワイン生産地であり、最大のDOCワイン生産地でもあります。ここで良く知られているのは、ソアーヴェとヴァルポリチェッラの二つの産地。
ヴァルポリチェッラはキャンティに次ぐ第二の重要なDOC赤ワイン。使われているブドウ品種は、コルヴィーナ・ヴェロネーゼ。ベーシックなヴァルポリチェッラは軽くてフルーティーな早飲みワイン。カモやハム、サラミによく合います。
ここら辺では、パッシートの伝統が発祥した地で、チョコレートやダーク・ラム、なめし革の香りを持つアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラや甘口のレチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラもあります![]()
似たような名前で、バルドリーノがありますが、こちらもコルヴィーナ・ヴェロネーゼというブドウ品種を使っていますよ。
ピエモンテのガヴィと並んでイタリア北部で有名な白といえば、ソアーヴェ。でもソアーヴェってDOCだったんですね~。ガルガネーガを使って、酸があり、カモミールやアヤメの香りがするワインが造られています。
ソアーヴェ・スペリオーレやレチョート・ディ・ソアーヴェはDOCGですよ![]()