幸せな畑の幸せなワイン -35ページ目

幸せな畑の幸せなワイン

人と世界をワインでつなげたい!そんな思いで書いている、ワインアドバイザー・薬剤師ラムの徒然日記です。

引き続き、カタルーニャ地方を見てみましょう音譜




カタルーニャといえば、カバですが、ブドウ栽培地の大半はバルセロナの南方に集中しているんですね。




その中でも、ペネデスという地域は、幅広いスタイルのワインを造ることができるのですが、地中海性気候の沿岸部の平野では、ガルナッチャやモナストレルから造られるフルボディの赤ワインが多く生産されています。




さらに、内陸部に入ると、気候がより温暖になるため、カバに使用される白ワインの多くを供給するブドウ栽培地があります音譜




そして、更に奥に入りますと、標高800mの場所に畑が点在し、冷涼な気候のもとリースリングやゲヴェルツトラミネール、ピノ・ノワールが栽培されているんですね~。



気候が多様だと、ブドウ品種も多様になるってことですベル





この地域でも白ワインは、樽熟成されることはほとんどなく、最高品質のものは、品種の持ち味を非常に強く表現しています。





赤ワインに関しては、伝統的にはガルナッチャとモナストレルから造られるオーク樽で熟成させた力強いワインが多かったのですが、現在では、テンプラニーリョ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、ピノ・ノワールも重要となっていますよメモ




さて、プリオラート。ここもこの20年くらいで変化を遂げた地域です。1980年代後半の先駆的な生産者が新しいスタイルのワインを造る前までは、険しい斜面に連なる耕作地は放棄され、ワインの品質も平凡でした。



それが、なぜ世界に旋風を巻き起こすような地域になったのか!?




リコレーリャと呼ばれる最上の土壌がこの地域にはあり、雲母の小粒子を含む何層もの赤い粘板岩で、この土壌は温もりを保つためブドウの成熟を促すのですが、養分が非常に少ないのです。




その結果、ブドウの根は地中に深く伸び、生育期全般を通じて十分な水を保持することができます。




そして、生産者にとってネックとなっていた勾配のきつい段々畑。これは、最良のブドウ栽培地に完璧な日照をもたらし、標高500~700mの場所は夜の涼しさという恩恵を与えています。




そして、古いガルナッチャやカリニェナの木々。これらは収量が低く、凝縮度の高い果実を生み出してくれるのです。



さらに、ここで造られていた伝統的なワインからの脱皮。タンニンやアルコール度数が強く、レーズンのような風味のするワインから、新しいスタイルへの転換がはかられます。



新しいスタイルは、色調は深く、タンニンは強いけれど、アルコール度数はより控えめ、凝縮したアロマは新鮮な黒い果実の風味を呈し、しばしばフランス産のオークの新樽のトースト香を伴います。




ガルナッチャとカリニェナがブレンドの中核となった、最高品質のワインがここで生産されているのですビックリマーク