オレゴン州最大のブドウ栽培地域は、なんといってもウィラメット・ヴァレーです。ピノ・ノワールの産地としても有名なオレゴン。その理由は、冬は冷涼で多湿、雨はほとんど冬に降り、夏は暖かく乾燥していて、太平洋から吹く涼しい風のおかげで穏やか、生育期の日中は暖かく夜間は涼しいからです。
昼間の時間が州内でもっとも長いため、陽射しに恵まれ、一日の温度差が大きいことから、ブドウは自然の酸味を保ちながら風味に複雑さを持つようになります。
ここで、ピノ・ノワール以外に成功しているのは、ピノ・グリ。
ワシントン州は、コロンビア・ヴァレー、ヤキマ・ヴァレー、ワラワラ・ヴァレーを覚えましょう。ここらへんは、カスケード山脈の雨陰に位置しているため、年間降雨量が約200ミリと非常に乾燥した地帯です。
もちろん、川からの灌漑をおこなっています。
晴れた日中と冷涼な夜間のおかげで、ブドウは自然な酸味を保ちながら、果実の個性がそのまま生かされます。
重要品種は、シャルドネやメルロ、カベルネ・ソーヴィニヨンです。
ここの地方で問題となるのが、霜害です。畑の大部分が枯れた場合には、ブドウを再植樹しなければならず、収獲量の減少することもあります。
そして、最後にニューヨーク州。ニューヨーク集はジャムやゼリーに使われる、非ヴィニフェラ種のブドウが多く栽培されている地域で、ヴィティス・ヴィニフェラのワイン生産量は、まだ10%に過ぎません。
ニューヨーク州で栽培されているヴィニフェラ種の大半は、リースリング、セイヴァル・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨン。
有名なAVAは、フィンガー・レイクスです
上品で香りのいいリースリングやシャブリ・スタイルの引き締まったシャルドネから造られる上質のワインで知られています。
教科書には色んなことが書かれていますが、なんといっても、カリフォルニア州がやはり一番生産量がありますので、それ以外のところは、要点だけをサクっと覚える程度でよいと思いますよ。
カリフォルニア、AVAが多くてラムもほんとに覚えるのに苦労しました。今でも忘れていることは多いですが・・・一緒に頑張りましょう