ボルドー⑥ | 幸せな畑の幸せなワイン

幸せな畑の幸せなワイン

人と世界をワインでつなげたい!そんな思いで書いている、ワインアドバイザー・薬剤師ラムの徒然日記です。

サン・テミリオンやポムロールはリブルヌ地区に属するのですが、ここはボルドー右岸の地域でメルロやそれよりも少ないカベルネ・フランが使われます。



ワインショップなどでみかけるサン・テミリオンというワイン。ただのサン・テミリオンはここのばくっとした地区から造られているワインです。サン・テミリオンの中で最も権威のあるワインがサン・テミリオン・グラン・クリュですね~。




メドックの格付けとはまた別の格付けがサン・ミリオンにはありますよ。




サン・テミリオンは異なる土壌に従って3地区に分かれています。北部と西部は温暖で水はけがよく、小石と石灰岩の多い土壌。ここれは、カベルネ・フランあるいは、カベルネ・ソーヴィニヨンが栽培されます。南部と東部は粘土質と石灰岩質の急斜面で、ここでサン・テミリオン・グラン・クリュを名乗るワインが造られているんですね~。





通常、高価なフランス産のオーク樽で熟成され、タンニンが中程度~強い、左岸よりも口当たりがソフトで豊か、複雑なレッドベリーやプラムのアロマを持つワインができあがります。





サン・テミリオンのお隣、ポムロールも小規模なブドウ園からスパイシーでブラックベリーの風味をもち、なおかつ豊潤なワインが造られています。





サン・テミリオンやポムロールでは、小さい畑から手間暇かけて造られた格付けされていないワインがあります。掘り出し物みたいなそんなワインも飲んでみたいですね~。





さて、現実を見渡せば、ボルドー左岸や右岸のお高いワインは残念ながら庶民の手にはなかなか届きません。しかし、嘆くことはないビックリマークコスパ度が高くてしっかり目の赤があるではないか~って登場するのですが、それは、

・ブライ

・カディヤック

・カスティヨン

・コート・ドゥ・ボルドー


です。メルロ主体で早飲みに向いています。なんだー、前にソムリエ教本でここらへんを覚えたときは、ただがむしゃらに覚えただけだったのですが、この地域はコスパ度いいですとか書いてあったら、もっと真剣に注目したのにな~音譜



ラムが思うのですが、教科書に羅列した文字を覚えること、これは本当に難しいんですね~。つべこべいわずに覚えられる時期は短いんで、大人になってから覚えるときには、色んな細々とした情報をくっつけないと記憶が定着しなかったりするんです。





ラムも記憶力はいい方ではないから、いつも苦労してる・・・。なんせ、メドック格付け覚えるのに、何カ月かかったんだか・・・その中にすっかり忘れた時期もあった・・・なんてことになるんですよ~。この地域、コスパ度高いとか言われると、おお、じゃあ次にチェックせねば、ということになり、印象に残るんですね~。





ラムは単純ですから、たった今、前よりも、カディヤックやカスティヨン、ブライやコート・ドゥ・ボルドーを飲んでみたい気になりましたよ~パンダ