気温と日照の後は、水
全ての生き物が生きていくために水が必要。ソムリエ教本には、ブドウ栽培では年間降水量は500-900mmって書いてある。WSETはそういうこと、書かないんだよね~。
ここらへんの理由を知りたいところだいやそれは、君が考えることだよ、とかって言われたりしてね。
さてさて、水だ。樹の根から吸われた水は、葉に吸い上げられ、そこで水と二酸化炭素から、グルコースと酸素を作るんだ。へーって、思う水がないとこの光合成すらできないってことだよね。そしてね、昔、生物の教科書で、この光合成のことを習ったとおもうけれど、実は利用しているのは、目に見えないエネルギーっていうの気づいてた
光のエネルギーって可視化できないでしょ。太陽がでてる日は出てる場所に行くとポカポカあったかい。でも、何であったまってるのかはわからないけど、あったかいでしょ。
その可視化できない光エネルギーが、植物の葉に到達すると・・・可視化できるグルコースに変換される。グルコース、見えないって、見えるよ。ブドウの実になってる。
ブドウじゃないもの、例えばじゃがいもとかだと、地中でじゃがいもができてる。そして、人はそれを食べてる。
だから、見えないものを見える化してる植物ってすごいのよ~~~それしてもらわなかったら、ワインすら飲めない
でね、この光合成をするために水が必要なんだけど、降水量が少ない地域、こういった地域では水を外から供給しなくちゃいけないわけ。
・点滴灌漑
・スプリンクラー灌漑
・湛水(タンスイ)灌漑
の3つ。
水が必要な時期というのは、葉が生長して樹冠を作る時期。そのあとは、軽い水ストレスがあった方が、ブドウの方が危機感をもって果実の成熟に精を出すのです。これ、前に話しましたね。
水が多すぎると、開花や結実が妨害される。また、雨が降った後の湿った状態が、感染を増やす。収穫間際の大雨は、ブドウの果粒がふくらみすぎる。果粒が裂けた場合、その部分は菌にやられる・・・。
水が少なすぎると・・・光合成が止まって、葉がしおれて、果実ができなくなる。
ありすぎてもなさすぎてもダメ。
難し~。日本は梅雨があったりで、ジメジメしてるから、ブドウにとってみたら、水に関する色んな問題があると思う。イネにとってはいいんだろうけどね