野原のような我が家の庭には、こぼれ種で増えた青シソがいっぱいです。
紫蘇を刻んでお料理に使ったり、お料理を飾り付ける時に使ったりと便利ですが、
漢方薬で使われる紫蘇は、赤紫蘇になります。
梅干しを付ける時に使われたり、紫蘇ジュースで使われますね。
あの綺麗なワインカラーは、ちょっとワクワクします
さて、たまには生薬の事をブログに書きたいな~と思い、(私は学生時代生薬部でした)
向かいのJA農協のお店を覗くと、入り口で赤紫蘇発見
この量で200円でした。
お刺身など注文すると、赤紫蘇が添えられていたりしますが、それは、魚介類の毒消し効果を持っているからです。
赤紫蘇の持つ芳香から、食欲不振、喉の閉塞感(気滞)つわり、妊娠中毒にも使われたりもします。
生薬としては、気剤としての働きが注目されています。
紫蘇配合の漢方薬としては、半夏厚朴湯、参蘇飲、香蘇散、藿香正気散などがあります。
紫蘇に含まれるペリルアルデヒドは、気を発散させ、うっ滞を通じ、
体表に働けば解表薬として弱い発汗作用があります。
紫蘇
性味 味は辛、性は温。
帰経 肺 脾経
効能 発表散寒、行気寛中、解魚蟹毒