今日は娘のお稽古があるので
お出かけはなし。
ゆったりとした朝を過ごしてます。

ふと、気づいたこと。

よく癌になってからの方が
幸せとか、
癌になったからこそ良かったこと、
などの話をよく目にします。

私はそれはないな、と思ってました。

やはり、運が悪い、ついてない
どうしてわたしだけ…
みんなは健康なのに
私だけがんだなんて…
と思います。

ならなかった人生の方が
いいに決まっています!

特に家庭や娘の将来にも不安を抱え
仕事がろくにもできない時期もあり
そんな1番辛い時も
オットは頼りにならなかった。

本当に生きる気力がなかった
時期もありました。
支えは愛娘のみ。

今までのキャリアも活かせず、
いろいろやりたいことも
たくさんあったのに
あきらめモード。
死んだら幸い、
オットよりも高額の保険に入ってる。
娘の大学進学までの費用は賄える。
しかし、受け取りをオットにしては
使い込まれるだろうから
私の兄に変えておこう、
そこまで考えている。

ドン底まで落ちていった。

でもそこまで落ちて
希望がなくなってみると
「仕事をバリバリして稼いで
   服や美容にもお金をかけて
  美味しいものを食べて
  家の中もインテリアを統一して
 オシャレにして贅沢をしたい」
「ウチは裕福で幸せだ、
と他人様から思われたい」

などということは
思えなくなってきた。

そう、希望とか、望み、理想の
レベルが見事に下がったのです。

60歳くらいまで生きれればいいか、
どうせビンボーなままだ、
長く生きても仕方ない。

そう思うと、
最近の憂鬱の正体はそれなのかも
しれませんが、
もういい、毎日笑いたい
それだけを目標にしよう、と思った。

娘は親の私達から見ても
容姿に恵まれ、
器量が良い子です。
なので、女の子は容姿が大切なので
(もちろんココロもですけど)
歯列矯正やお稽古もして
それを維持できるように
してあげたいと思っています。

でも、もう自分のことは
何も望まなくなってきた。
そう、笑って生きられればいいか。

一度落ちたからこそ
笑うだけのレベルで
満足できるようになった。

これが「癌になって幸せ」の正体⁈
と思いました。

癌が完治したら
また貪欲になってしまいそうだな。