数年前に「血液型と性格に関係なし」というデータが
九州大学の研究所から発表されました。
私達がよく知る、
あの血液型別性格分析や占いは、
まったくのデタラメだったということ?
でも、当たっていたような気もするんだけど・・・・
それを ”まったく根拠がない!”
なんて言われたら・・・・。
そこで、たよりになるのがDr苫米地先生。
血液型による性格分析に
信ぴょう性がないという話は、
私が20年以上前から言っていることです。
性格に関係するのは育った環境であるという
データがこれまでいくつも出ているのですから、
血液型で性格が決まるかどうかなどは
わざわざ調べるまでもない、
科学以前の問題ですと。
むろん、「○型は今日○○を食べるとラッキー!」
などという、占いなんてもってのほかです。
ですから、血液型と性格の関連性がないという論文を、
九州大学が発表したと聞いて、
私は少々驚きました。
論文を発表したということは、
”真面目に研究した” わけで、
正直「もっとほかに研究するテーマが
あるんじゃないのか?
日本の国立大学はちゃんと科学的研究を
しているのか?」と、
とても不安になりました(苦笑)。
もともと血液型で性格が違うなんて
信ぴょう性のないものですが、
だからと言って、
即座に全面不定する必要もありません。
これはこれで立派な使い道があります。
考えても見てください。
私達だって、血液型分類をすべて
信用していたわけではありません。
この人はどういう人なのかを
理解するための一つのツールとして
活用していただけのはずです。
例えば、「あの人はなぜ、
あんなに規則規則って
うるさいんだろう?
そうか、A型だからか」といった感じで、
他人の特徴をある程度、
把握するために使っていたでしょう。
また「○○さんは、A型だけどB型っぽい性格」
なんて言いますよね。
こういうと、第三者に○○さんの性格の
ニュアンスを伝えるのに、
非常に解りやすいわけです。
というわけで、これからわ
”この人はA型だけど、
B型の人の性格と言われている性格に
近いような気がするから、
何かをお願いするときには
B型の人にするように
接してみよう” といったように、
戦略的に使うためのツール、
目印だと認識して、
使っていけばいいのです。
アメリカには、エニアグラムという、
人間を9つのカテゴリーに分ける
分析法があります。
これは30から40項目の質問に
答えた結果で分けられるのですが、
分析法としたら、こちらの方が
はるかに性格でしょう。
そもそも日本で血液型分析が
成り立ったのは、
同じ文化を営むところに、
各血液型の所有者が比較的
まんべんなくいたからです。
A型が大多数・・・・・・なんて地域だったら、
ツールとしてなりえませんからね。
それにしても、科学的な意味も
非常に小さく、血液型分析の本質も
とらえていない今回の九州大学の
研究は、ひと言でいえば無粋。
納税者の立場から言えば、
税金を無駄使いするな!
という気持ちになりましたね。
大学関係者の皆さん、
もっとしっかりしてくださ!
苫米地英人 (とまべち・ひでと)
1959年東京都生まれ。
認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・
離散数理科学・分析哲学)カーネギーメロン大学博士
www.hidetotomabechi.com
週刊女性(主婦と生活社)より
◆フォンテーヌ試着相談会11月11日(月)も無事終わり
本当に有り難うございました。ご報告をかねてお礼申します。
美容室オズ 店長
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