昨今、婚活、就活といった
○活と呼ばれる現象がみられます。
そんな中で耳慣れない
「菌活」をご存じでしょうか。
文字どうり「菌」を
食べましょうという提案です。
なぜ、菌を食べないと
いけないかといえば、
小腸は消化吸収の主役で、
大腸は消化物から便を
作るのが主な働きで、
大腸は体内で最も病気の
種類が多いと言われています。
その原因の多くは
大腸に約５０0種類種類、
100兆個の細菌が凄んでいて、
その最近は「腸内細菌」と言われ、
大きく分けて善玉菌と悪玉菌
そしてよい方にも悪い方にも転ぶ
「日和見菌」があります。
善玉菌は腸内を酸性にし、
病原菌を殺したり、
免疫力を高めたりと、
食べ物の消化、吸収を促進し、
ビタミン合成、腸管運動を
促進する役目をします。
悪玉菌は腸内をアルカリ性にし、
腸内での腐敗を促進し、
発がん物質や毒素のある
有害物質を作り出す
役目をしています。
従って、不規則な食生活や
栄養バランスの悪い食事、
老化、ストレス、睡眠不足、
過労、抗生物質の服用等で
悪玉優勢の環境に変化すると、
腸の免疫が低下し、
健康状態に影響を
及ぼします。
病気のほとんどの原因が
腸の善玉菌と
悪玉菌のアンバランスから
きていると言われています。
悪玉菌を排除すれば
健康になれるのではなく、
又、善玉菌が多ければ
健康になれるのではなく、
おおむね善玉菌が
全体の２０％あれば
生涯にわたって
健康でいられるそうです。
■善玉菌を増やすには
・乳酸菌やビフィズス菌を
直接取り入れる。
ヨーグルトで1日200グラム
程度が適量。
・善玉菌のエサとなる
食物繊維をとる。
食物繊維は野菜、果物、
海藻、茸に豊富に含まれている。
納豆、茹でた枝豆、
ひじきの煮つけ等
・動物性の脂肪を
採り過ぎない。
肉類の脂肪は
悪玉菌を増やす原因。
ウィンナーやサラミ
などの肉加工品、
ベーコンやばら肉等
脂身の多い肉は控えめに。
◆便で腸の環境をチェック
健康な人の便は
８０％が水分、
残る２０％のうち
3分の１が食べかす、
3分の１が生きた
腸内細菌、
3分の１が剥がれた
超粘膜です。
・善玉菌ＯＫ
形はバナナ状、
りきまず気持ちよくでる。
水に浮く程度だとさらに良い。
・悪玉菌ＮＧ
形はカチコロ状、
排便時強くりきむ、残便感あり。
・悪玉菌ＮＧ
形は水模様～泥状、
突然便意が起こり、
我慢できないことも。
東京大学名誉教授の
光岡知足氏によれば
「どんなに健康であっても
悪玉菌がゼロになることは
ありません。
無理に、排除しようとしたら、
かえってバランスが
崩れてしまいます。
腸内では善も悪も
どっちつかずのものも含め、
全てが一定の割合で
共生していることが
調和＝平和の本質です」
ところで、菌活の
大様的存在は茸類です。
食物繊維を豊富に
もちあわせています。
食事に茸を加えることに
よって免疫力を高め、
腸内環境を整える「菌活」に、
目覚めてみませんか？
（参考文献「人の健康は腸内細菌で決まる！」
東京大学名誉教授 光岡知足署・
参考資料・多摩南部地域病院栄養科の資料より抜粋）
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