「子供の正しい叱り方はありますか。
小さな子供は怒らないとわからないことが有ると思うのですが、
そういう時も怒らない方がいいのですか」
子育ての本を読むと、子供は怒らずに育てましょうとありますが、
しかし、子育ての現場はそんなキレイごとは通用しません！
イライラの連続です。
はたして怒らずに子育てができるのでしょうか？
脳科学、認知科学的に可能なのかDｒ苫米地先生は？
◎ ◎ ◎
脳科学的に言って怒るのが良くないのは、
感情的になるとIQが下がるのです。
つまり判断力が下がるからです。
例えば、感情的になって子供を怒鳴っている母親の姿を
見かけますが、あれは、怒っているお母さんのIQはもちろん、
恐怖で頭が真っ白になっている子供のIQも下がっています。
ともにIQが下がっている状態で、
一体どんな効果が期待できるのでしょうか。
子育てに怒りは無意味ということはすでに科学的に証明されています。
しかし、子供が小さい時期や充分な判断力がついていない
13歳未満に限っては少し話が違ってきます。
「怒る必要はありませんが、叱る必要はあります。」
何故叱る必要があるのか。
子供にメリットがあるからです。
「例えば子供がレストランで騒いでいるときあなただったら、
どう叱りますか？」
たぶん、多くの人が「ここで騒いだらみんなの迷惑になるでしょう！」
と怒って無理やり静かにさせるでしょう。
もしくは、途中で食事を切り上げて店を出る選択も増えています。
※実は怒るのは論外ですが、店を出る選択も条件によっては
間違った対応になってしまう。
そもそも子供はレストランのなかだろうとどこだろうと、
騒いでいいと私は思っています。
しかし、私は子供を「叱り」ます。
なぜなら、レストランで子供が騒ぐのは日本の社会的規範で
ダメなことだからです。
◎ ◎ ◎
「店にいる人たちはお金を払って食事をしているんだよ。
子供は騒いでいいと私は思うけど、
不愉快な思いをしている人もいる。
君は他人を不愉快にしたいの？」
ここで騒ぐと不愉快になる人がいると、
子供に理解してもらう。
理解すれば、その後食事ができますし
自分で考える能力もつきます。
これこそが子供にとって最大のメリットではないでしょうか。
◎ ◎ ◎
子育ての目的は自己責任で行動できる人間を作ることです。
そのためにも、小さなうちは無駄に傷つけずに社会の規範を
教えつつ、「あとは自分で考えてごらん」と自己判断を促すのです。
デメリットを防ぎながら、メリットを教える。
これが正しい叱り方になります。
●人間は感情的になった時に判断力が下がります。
うーん(･Θ･;)難しいですが、怒るとIQが下がることは確かです。
感情的になって良いことは一つもありません。
仏教では怒りの波動が地獄界に共鳴して引き寄せられる
ということですので！
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1014年4月7日（月）以前の記事は
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