飼い主の michi、また僕のブログを乗っ取ろうとしている

やれやれ、Dファンにつける薬はないものか
テレビ放送の完全版を見れば、記憶が上書きされてしまうので
生の舞台からの感想を書きなぐります
とっても長いの。ごめんなさい公演6回分が重なり合い、あれこれ、あれこれ思いがめぐり
これからのアメリカ公演(あるはず!)に向けて、勝手にリメイク(笑)
ニューヨーク、ラジオシティホールと会場まで決めてしまった

いえいえ、ここでの話はまだ渋谷
初日は何かがあっという間に頭の中を駆け抜け、焦点がブレブレで像を結べない状態
2公演目で、白を着た高橋大輔は人間ではないと分かる
(鈍いな、私)愛は気紛れで、制御不能で、支配的で、残酷で、優しくて、そして、人に力を与える
それらを象徴する、神髄のような、化身のような、ギリシアの神々のような存在
表す言葉が見つからないから、すなわち高橋大輔だと妙に納得
どさくさまぎれに、わが家の愛の化身
化身というより、化け.......
音楽の選択が「不思議」でしたね

ベタとズレとがちりばめられ、筋が通っているような、空間が歪んでいるような奇妙な感覚が残りました
曲のイメージや歌詞と、繰り広げられているダンスとの違和感
これ、アメリカ公演でもこのままで行くのかな?これこそが挑戦?
ダンスが主役と自己主張しているから?
なぜこの曲を選んだのか、理由がとてつもなく知りたい
オープニングはただ、ただクール

そして序章。モノローグはアメリカ公演でも高橋大輔がつとめます。英語で

流暢に語る必要なんて全くなし。そもそも化身がペラペラしゃべるはずないですもの
あの低音美ボイスで、”Love has no boundaries” なんて言われたら、ばたばた人が倒れそう
高橋大輔のソロパート、Donny Hathawayの ”A Song For You”
シェリルさんの思いが重なります
歌詞は 「10,000人が見つめるステージで唄ってきたけど、今はあなたと二人だけ
あなたにだけこの歌を唄う」
テレビで大人気だったシェリルさん
画面を通して数千万の人が見ていたかもしれないけど、今はここにいるあなたに見て欲しいの、と思っているかなと
それは高橋大輔も同じ
どれほど多くの人々が彼のスケートを見てきたことか

でも、今、彼は、会場にいる私達に踊りかける
第1章ロマンス
最初の舞踏会の場面。ビートの効いた音楽がいいですね
題名が ”Powerful”
なぜ舞踏会でロマンスの場面に? 少し禍々しくて、斬新な組み合わせがわくわく感を高めます。
ところが、その後はベタな選曲。「スマイル」に 「雨に唄えば」に ”Feeling Good”
ロマンスという第1章、懐かしさを演出したかったのかしら
“Feeling Good” は大輔君に滑って欲しいと願っていた曲なので、この曲と共に舞台に立っているのを見るだけで、そりゃ、ひゅーひゅー言えますが
でも、初日にこのベタ3曲が続いた時には、えーっ
懐かしのメロディーばかりなの?ダンサーの無駄遣いじゃん
とやや腰が引けました日本の観客になじみがあるのをと、配慮し過ぎ?
同じベタでも、次のホイットニー・ヒューストンの歌とシェリルのダンスがはまり過ぎて、気持ちがグイーンと飛翔

このダンスでミュージックビデオを作り直して欲しいぐらい
頭の中で “dance with somebody” のフレーズが止まらず、シェリルがクイックイッと腰をひねり続けて困りました
明快で、楽なリズム感
ヒューストン、生きていて欲しかったなそして女性4人の薔薇ダンス
可愛らしい振付けがたくさん照明は暗いのにダンサーの魅力が溢れ、煌めくステージでした。その前の男性4人の印象を見事に掻き消して
この薔薇の舞台がショーのクオリティレベルを引き上げました
この曲もロマンスとはイメージが違いますね
”Say you never let me go” は「さよなら let me go」 に聞こえてきます。次章のパッションに繋げるための選曲なのかも
肝心の高橋大輔。第1章ロマンスでの登場のさせ方にもっと工夫が欲しいです

何しろ、化身
なんですからロマンスならキューピット役でしょう

始めの舞踏会の場面。男女8人は仮面をつけています

クリスティも仮面を着けて登場した方がいい
白いキューピットは、相手が見つからない彼女をエスコートする振りをして一人の男性に近づけます
間をみはからって彼女の仮面をはぎ取り、美しい素顔をさらし、そこからロマンスがスタート

こんな展開が楽しいな

白キューピットは、薔薇ダンスの場面では最後に登場
投げ捨てられた赤い薔薇を拾い、次に何をしかけようかなと企みつつステージを去る、なんてのはどうでしょうね

薔薇が似合う男だよ

第2章パッション。エロかった

このテーマなら手当たり次第で選曲できるでしょう、アメリカなら
メラメラを抑える方が難しそう
メリルの凄さに圧倒されました

高橋大輔、せっかく”Pillow-talk” とエロい題の付いた曲でメリルと共演なのですから、もっと印象を残して欲しかった。ストーリーがなかったですものね
私のリメイク版では(笑)、前の場面で赤い薔薇を拾った怪しい化身が(ここではキューピットの可愛さはなく、人の官能をくすぐる危ない魔物)メリルを刺激します
薔薇を身体に這わせるアクションで

「無理、無理~っ」と言いながら、本番ではビシッと決めることでしょう
後は、メリル様、お好きにどうぞ

次のマイケル・ジャクソンのダーティ・ダンス
ダンサー、ノリノリ
この曲でのれなければダンサーやってないでしょうからスケートでいう禁止曲レベルの、定番中の定番
女性陣、ひたすら強し
次に壁をはさんで、1人の辛い夜と、2人の熱い夜の対比のステージ
壁は見にくい。ドアでいいのでは?だって、1人と2人、ちょっとしたきっかけで入れ替わるシチュエーションだし
せっかく体の動きだけで表現するショーを目指しているので、過剰な音声はいらないと感じました。アメリカ公演? やっぱりここはいらないな

ビヨンセの曲が流れて、でも記憶が曖昧。テレビ放送を待ちます、きっと、次に出てくるモーガンのせいです

オフィスラブのステージは、大いに気に入りました!
はまってしまった私は、バシッとデスクを叩く所を、何度も職場で実験しましたが、周囲の視線がさりげなく外されていたような
歌詞の中にある ADD baby(注意欠陥障害)に共鳴するものが自分の中にあるのか

でも、この音楽でなぜオフィスラブの舞台になるのでしょうね

女性が上役なら、パワハラ、セクハラの2重ハラスメントではないか。ちらっとそんな考えがよぎりましたが、2人のダンサーの見事な動きに、ま、こまけぇことはいいか、と思い直しダンスに没頭。私の社会性ってもろいなぁ
技術ももちろんでしょうが、スケール、スタイル、手足の長さ、柔軟性ってダンスの必殺武器ですね。2人のダンサーが必殺技を繰り出し、ビシバシ決めていく

痛快,爽快、別世界。この世界で必殺技ないと辛いだろうな
そして、実験の舞台へ
身長164.5 cmの男が、そびえ立つプロダンサーの集団に放り込まれ、そして君臨するという、これぞ高橋大輔オンステージ、台ノリ付き

これを見るだけのためでも、6公演通ったでしょうね
褒め言葉を並べても陳腐になるだけ
結論:生涯、貯金は諦めました
アメリカ公演(あるはず!)もちろん、ここがクライマックス
髙橋大輔オンお立ち台こんな構成、よくまぁ考えたこと。天才でしょ、この方
やる方もやる方だけど、やらせる方も天才
第2章の最後はシェリルとジャスティン?(すみません、一時的自我忘失で覚えてない)
傷付き立ち去るシェリルの姿が第3、4章に繋がるのですね
まだ続きます




