8月上旬は飼い主の michi にとり厳しい日々
家族2人の命日と、広島と長崎
戦争や核に対する断固拒絶の思いが、ゲーム感覚でマヒした若い世代に伝わらないのだろうか

愚かしい発言が続く日本の権力者集団に対する嫌悪感が、背筋を冷たく這い上がっていくのを感じる
そんな疲れた週の日曜日、わが家にダンサーが来てくれた。フェロモンと共に

このお友達は、michi の大輔ファン(D友)のネットワークの1人
ネコの女の子2匹を飼っているので、僕の青春を呼び起こす何かを連れて来る

このお友達がリビングルームに入ってきたら、ニャオウ~と鳴いてしまった

飼い主に聞かせたことのない、甘いニャオウ~

michi の冷たい視線が痛かったけど、それよりこの臭い
お友達のバッグにスリスリ
もう、ベルトに抱きついちゃうし

これが、これが、女の子

D友のつながりは熱い

我らがリーダーの脚とmichiの手首のマッサージのために、このダンサーが来てくれた
身体の疲労回復には、身体を熟知したダンサーの知識が必要
もちろん、とりあえずビールと、美味しいワインと、素敵なお食事つき



大輔話も盛り上がり、ブロードウェイのダンスセンターの話しもいっぱい
ダンサーはダンサーを知る
you
いっちゃいなよ
リーダーのたくましい脚と、マッサージをするダンサーの図
僕は目の前の太ももに目もくれず、熱くダンサーを見つめる

彼女には、僕を惹きつける何かがある
飼い主はそんな僕に冷たく、せっかくのマグロのお刺身を殆ど自分で食べてしまった
ひどいじゃん

twitter で michi が呟いた妄想だけの相棒NY編「ダンサー」
ここにまとめて置いておきます。ツイで削った部分を補いながら 妄想ゴメンナサイm(__)m
マンハッタン、不思議な絵が描かれた壁の前で日本人が殺されたが、この絵を半年前にインスタにあげていたダンサーがいた。何か秘密があるはずだ。杉下右京は、笑顔が魅力的なこのダンサーに会いにNYに飛ぶ。
NY科捜研に出向していた米山から、ブロードウェイを歩く右京に連絡がはいった。被害者の手に残されていた繊維は肌襦袢だという。肌襦袢?困惑する右京。ダンサーの過去と関わりがあるのだろうか。
ダンスセンターからレッスンを終え出てきたダンサーに右京が声をかける。貴方がインスタにつけたメッセージ、ready to work の意味を伺いたいのですが。
ダンサーは茶色のつぶらな瞳で右京を不思議そうに見つめると、「僕、そんな事、書きましたっけ」と小首をかしげた。
右京は攻め方を変えた。ダンサーは肌襦袢を着けるのですか?「肌襦袢ですか。あれは見せてはいけないものを隠して見せるんです。分かります?」右京はこのダンサーに危険なものを感じたが、それが何なのかは分からなかった。天然のキラースピリットが仕掛ける罠か。この罠に堕ちたら二度と逃れることはできない。杉下右京、危うし!
右京は、植え込みの木の影からダンサーを熱く見つめる視線に気づく。体を斜めにして何か呟いている。右京の鋭い勘は、この男がロシア人だと告げていた。ダンサーを追う怪しいロシア人。それでもダンサーより理解可能な話を引き出せるかも。右京はダンサーから立ち去ろうと背を向けた。その時、ダンサーが声をかける。「あ、ひとつだけ」えっ?それは自分のセリフのはずだ。「育毛剤のCM、羨ましいです」。右京はおののいた。そのCMは警視庁に報告していない、彼の隠れた、いわば裏の顔だった。なぜ、このダンサーが知っているのだろうか。右京は初めて真実を追求する事に恐怖を覚える。
運よくロシア人に接することができた右京、実は、このロシアンが有名な振付け師だと知る。あのダンサーからの電話を待っているらしい。驚いたことに、世界で活躍する振付け師が、このダンサーからの電話を待っているという。NY、ロス、デトロイト、トロント、ヨーロッパ、日本。
あのダンサーは振付師の夢なんだ。ロシア人は彼のボス、ロシアの女帝も彼の振付けをもう一度したいと願っていると教えてくれた。ロシアの女帝?日本の女帝と違ってこちらは本物の響き。右京は思った。ダンサーは自分の力を利用して、周りの人間を操っているのか。
ロシア人はこう続けた。「ダンサーの持つ力が分かっていないのは、彼自身なんだ。あいつだけが、生で自分の踊りを見ることができない。可哀想なやつ」「お前は、振付師ではないな。プロモーターか?」ここで警視庁特命係りなどと名乗りたくない右京は、ただダンサーに興味があると告げた。「ダンサーに近づきたいなら、イハラという男を捜せ。イハラは頭にくる奴だぞ。俺は何度も喧嘩したんだが、ダンサーに会いたさに、結局、頭を下げる羽目に」
肌襦袢の謎が解けないまま数日が経ったある冬の日、右京の携帯にダンサーから奇跡の電話が。秘密を打ち明けてくれるという。「ただし、右京さん一人で、ロックフェラーセンター広場のアイスリンクの真ん中で僕を待つこと。金曜日の夜8時。リンクの中央ですよ」
金曜日、スケート靴に慣れない右京は必死の覚悟でリンクの中央に行き、夜8時を待った。突然、照明が落ちたリンクに「オペラ座の怪人」の音楽が鳴り響く。そして、リンクに仮面をつけたスケーターが表れ、光の玉が弾け飛ぶような演技を。怪人の苦悩と狂気がオーラとなりスケーターにまとわりつく。右京は自分の周りで繰り広げられる怪人の滑りに恍惚となり、クリスティーヌを助けようともがくラウルになり切っていた。摩天楼に囲まれたリンクはさながらオペラ座の地下宮殿。
音楽が鳴りやみ、スケーターが仮面をはぎ取る。仮面の下から現れたのは、舌をペロッと出したダンサーだった。あなたでしたか。トレードマークの冷静さをかき集め、右京は言葉を続けた。おや、肌襦袢を身につけていますね。
ダンサーは静かに微笑むと茶色の瞳で右京を見つめた。「これはロシアからの贈り物」。見せてはいけないものを隠して、そして見せる肌襦袢。見せてないけど見せるんです。分かりますか?
ダンサーの瞳にNYのクリスマスツリーが映る。
謎が解けました。右京の声がリンクに低く響いた。犯人はxxxですね(完)


