生きとし生けるもの、いつかは跳べなくなる時がくる

飼い主の michi なんて、もうずーっと前から跳べない (えっ
私にふるの)今朝、僕は、またベッドに跳び乗るのに失敗してしまった

michi と朝寝するのがあんなに好きだったのに グスン

ずーっと落ち込んでいるネコ

若い頃の自分の姿が、遠くにかすんで見える (←ネコのくせに、ポエムらないでくれる
)飼い主も、「マイク、もう一回跳んで
」とは叫ばなかった諦めの時が来たなと感じたらしい
年齢というより、この体型が問題なのかもしれないね
今さら、無理なダイエットもリスクが高過ぎるので、彼女は背の低いソファをベッドの傍らに
何度か、登ったり下りたりの練習をさせられた
ネコ的には、ちょっとだけ屈辱でもあった
うーん、大輔君はどうするのかなと、michi の好きな話題に変えてみる
彼は16歳から4回転に挑戦し続けてきた
跳ぶのをあきらめるという選択は彼にはないみたい高橋大輔の唯一無二の才能は、音楽を"滑り"で視覚化するところ
音感、音色、音の精霊
ジャンプに挑戦する彼を応援する気持ちと
彼にしかできない滑りを犠牲にして欲しくない気持ちの板挟み
そうだね、ベッドの側に踏み台を置くなんていう安易な解決方法はないもんね
でも、僕には大ちゃんの葛藤がよく分かるよ、「ここはロドス島だ、ここで跳べ
」とか痩せなきゃ、でも、ササミも食べたいとか (←そんなの、葛藤とは言わないの
)☆長いドラマを演じながら滑る
☆氷上で唄って踊る
☆熊川哲也さんとボレロを競演する
こんな挑戦をして欲しいな
僕にじゃないよ、高橋大輔君にだよ
落ち込んでいるネコを元気づけるため、michi は夕食にササミまぶしを
もう、僕、シアワセ

葛藤するの、やーめた
一緒に朝寝しようね



