『世界はすべて幻想である』。同じものを見たり経験したりしても、人それぞれの受け取り方がある | 地球の愛と光・本来の姿へ

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『世界はすべて幻想である』。同じものを見たり経験したりしても、人それぞれの受け取り方がある

転載元:もっと あの世に聞いた、この世の仕組み
https://blog.goo.ne.jp/namagusabose/e/cce52a351226bd355b845bfbd1431adb

(ここから)

面白いことに、僕が頂くご質問の内容には、その時その時の「旬」や「ブーム」みたいなものがあります。

場所や人が替わっても、なぜか立て続けに同じご質問をいただくという。

この10年の間で、ご質問の方向性がどんどん変化しているのを、ひしひしと感じています。


で、「ノンデュアリティー」という言葉が現れだしてからでしょうか。

このところ頻繁に頂くご質問は『幻想』についてです。


精神世界ではよく、『世界はすべて幻想である』とか言いますよね。でも、どれだけ繰り返し話を聞いても、全然そんな風には思えなくて。

こうしてありありと感じられているこの世界が幻想?

ノンデュアリティー・スピーカーの言葉もまったく腑に落ちません。

「わたしはいない・あなたもいない」とは言うけれど、そう話しているアナタはそこにいるし、こうして聞いているわたしがいる。

確かにいまここにいる!

いったい、この『幻想』って、どういうことなんですか?

どこからどこまでがリアルで、どこからどこまでが幻想なんですか?


と、こんな感じで。


そうですよね。確かに目の前にあるこの世界が幻想だと言われても、なかなか「はい、そうですよね」とはならないと思います。

そしてまた、精神世界・スピリチュアルという括りもなかなかに幅が広いので、この言葉が指している内容にも、いろいろなものがあります。

かくいう僕も、その時その時で様々な角度でお話しています。

だからこそ、余計に混乱される方もいらっしゃるのかと。


と、いうことで。

今日はこの『幻想』について整理してみたいと思います。


まずはこの単語の意味を辞書でひいてみるところから。

げん‐そう〔‐サウ〕【幻想】

[名](スル)現実にはないことをあるかのように思い描くこと。また、そのような想念。


つまり、古今東西のマスター、スピリチュアル・ティーチャー、ノンデュアリティー・スピーカーたちは、様々な角度から、僕たちに「現実にはないことをあるかのように思い描いていますよ」と、そう教えてくれているわけです。

お話の根拠、方向性としては、大きく3つ。

一つ目は「思い込み(固定観念)」についての指摘です。

「これはこれ」「それはそれ」というカテゴライズや、「~べき」「~ねば」といった行動制限などをはじめ、僕たちの認識に浮かぶあれこれは、あくまで「個人的な思い込み」であって、絶対的な正しさとは言えませんよね、という内容。

その人その人の中にある『世界とは、こういうもの』という特定された観念は、「幻想」ですよ、という文脈です。

同じものを見たり経験したりしても、人それぞれの受け取り方があるということは、誰もが納得できることと思います。


二つ目は、量子学的な視点。

僕たちが「確実にある」と言い張っているあれこれも、ミクロで見ていくと、「あれ?本当にあると言えるのか?物質の内部はスッカスカじゃないか」となっていく、不思議な世界。

物質を分解し続け、分子に。

分子を更に分けて原子に。

原子をもっと細かく見て、原子核と電子に。

原子核をさらに細かく見て、陽子と中性子に……

研究が進めば進むほど、そこには「理(ことわり)」とともに空間が見つかり、素粒子は「場」に生まれ……というアレです。





そして三つ目が、「あらゆるものに、固定された『実体』はない」というお話です。

「いやいやいや、確かに実体はあるでしょ!」とiPhoneでこのブログをご覧になられているあなた!

では、その「iPhone」の“実体”はあるのでしょうか?

「はぁ? いや、あるよ。ありますよ。それこそ、『いまここ』に、このように!」となりますよね。

ここに、ちょっとしたものの見方の転換を持ち込んでみましょう。


そこに、そのようにあるのは、“実体”ではなく、“状態(現象)”ではありませんか?


NHKで放映されている『デザインあ』という番組。

その1コーナーに、私たちの身の回りにあるさまざまな物を分解し、整理整頓していくユニークなコマ撮りアニメ、「解散!」というコンテンツがあるのをご存じでしょうか?




あのコーナーよろしく、iPhoneを分解してみましょう。



「ピーーーーー!!(ホイッスルの音)」


(画像:iPhone Likersより)

たしかに、「IPhone」を構成する要素、部品はある。

では、こうしてバラバラになった状態を、はたして「iPhone」と言えるでしょうか。

そして、その「実体」を見つけることができるでしょうか?


どうでしょう?

これで『「IPhone」は「状態(現象)」であって「実体」ではない』という言葉のニュアンス、伝わりますか?


同様に、「わたし」も、「あなた」も、状態(現象)であって、実体はないんです。

身体、思考、感情、記憶、意識、etc...。

確かに、いまここに「わたし」という状態(現象)を構成する要素はあるけれど、そこに「わたしの実体」は存在しない。


『幻想』とは、「ないものを、あるように思うこと」だった。

だから、『なにか』を、「その実体がある」と捉えているのなら、それはやはり『幻想』。

「世界」は、「状態(現象)」であって、「実体」ではない。

「わたし」は、「状態(現象)」であって、「実体」ではない。


だから、般若心経は『遠離一切顛倒夢想』、「ないものを、あると思う幻想の世界から遠く離れなさい」と説くんだね。






と、いったところで、本日はこれにて解散!


(ここまで)

「量子力学」。万物は、人間が意識したときに状態が確定する。この世は全ては意識の投影。

現実は思考から創られる、すべては内面で起こっている」(バシャール、津留晃一、苫米地英人、デイビッド・アイク)

ありがとうございます
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森林の中の光の撮影です。

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