焚きつけに、FUCK IT(もうええわ!)。「~であるべき」にFUCKIT(なんでやねん!) | 地球の愛と光・本来の姿へ

地球の愛と光・本来の姿へ

本来、人生を楽しむために生まれてきました。
ですが、恐怖、心配する価値観を教えられてきました。
恐怖思考が現実になります。恐怖を捨て愛と楽しい思考に!
年々、気が付く人が増え、本来の地球に変わる時期が来ています。
https://dreamgo.sakura.ne.jp/20110311/

焚きつけに、一緒に『FUCK IT(もうええわ!)』。「~であるべき」「~でなきゃいけない」に、『FUCK IT(なんでやねん!)』

転載元:もっと あの世に聞いた、この世の仕組み
https://blog.goo.ne.jp/namagusabose/e/20822b4c07d48c8b3c2d0d6075a830c3

(ここから)

「焚きつけ症候群」

『燃え尽き症候群(Burn-out)』という言葉を聞いたことはありますか?

今から40年ほど前。1970年代の半ばに精神心理学の現場から、この言葉は生まれたそうです。

昨今の日本においては、入試を終えた学生さんや、大きな試合・大会を終えたスポーツ選手、はたまた、定年退職を迎えたおじさま方などなど、それまでの過度な努力・緊張状態から解放されて、ホッとするやいなや、その後、新たな目標や打ち込むことがなくなって、一気に「虚脱感」「虚無感」に襲われるというのが、メジャーなイメージだと思います。

ですが、この言葉の名付け親である心理学者ハーバート・フロイデンバーガーさんによる定義は、もう少し身近なものになります。

「持続的な職業性ストレスに起因する衰弱状態により、意欲喪失と情緒荒廃、疾病に対する抵抗力の低下、対人関係の親密さの減弱、人生に対する慢性的不満と悲観、職務上能率低下と職務怠慢をもたらす症候群」。


難しい? じゃ、Wikiなどで、もう少し平たく説明されているのがコチラ。

一定の生き方や関心に対して献身的に努力した人が、期待した成果が得られなかった結果感じる徒労感または欲求不満。

慢性的で絶え間ないストレスが持続されることで、意欲を無くし、社会的に機能しなくなってしまう症状。

朝起きられない、会社または職場に行きたくない、アルコールの量が増える、イライラが募るなどから始まり、突然の辞職、無関心、過度の消費などにはけ口を見出したり、最後は仕事からの逃避、家庭生活の崩壊、対人関係の忌避、最悪の場合、自殺や犯罪や過労死や突然死などにつながる。



と、こうして説明されているとおり、これってバリバリ典型的な「うつ」じゃん、ってな具合なのです。


「持続的な職業性ストレスに起因する衰弱状態」や「一定の生き方や関心に対して献身的に努力した人が、期待した成果が得られなかった結果」など、僕が自分自身の経験を振り返っても「そうそう」と、おもわず頷いてしまうキーワードが盛りだくさん。

「燃え尽きた」という感覚はなくとも、上記の説明をご覧になって、どこか「あれ? もしかして私も、燃え尽き症候群にむかって、いままさに火種がくすぶっている!?」と感じられた方も多いのではないでしょうか。

僕にはどうにも、現代社会の構造自体が「燃え尽き症候群」を引き起こしてもしょうがない流れだよね、って思えてならないのです。

だってさ、「慢性的で絶え間ないストレスが持続されることで…」って、いまや大抵の人が当てはまっちゃわない?

もちろんストレスに対する耐性は人それぞれだから一概には語れないけど、社会構造の成熟とともに、「個人に求められる(期待されている)ハードル」が、めちゃめちゃ上がっちゃっているように思うんです。


オリンピックがあってもなくても、日本には「おもてなし」の精神と文化が根づいていますよね。

だからこそサービスの質も、商品のクオリティも、様々な面でグングン向上してきたわけだけど、その精神がいつの間にか社会競争の渦に飲み込まれて、「暗黙のうちに、おもてなしを強要される」というような流れに嵌ってしまったというか。

サービスの提供を受ける側にも「お客様なんだから、相応のおもてなしを受けて当然」という、高慢なスタンスが定着してしまったというか。


だいぶ前のことなんですけど、あるおばあちゃんに聞いた話が、とても胸に響いたことがありました。


*****

「昔はさぁ、今みたいに、なんでもかんでも親切丁寧に応えてくれる世の中じゃなかったんだよ。

わたしが住んでいたのは人里離れた山奥だったでしょ?

だから、毎年冬になると、水道管が破裂するなんてことは珍しいことではなかったんだけど、それでも、今みたいに電話すればすぐに業者さんが駆けつけてくれるような事はなかったんだよねぇ。

急に冷え込みがきて、水道管が破裂する。

それで、業者さんに電話をするでしょ?

そして言われるのよ。『明日、お伺いします』って(笑)

水はバシャバシャ溢れてるけど、それはそれで「しょうがないね」ってね、それで、次の日まで待ってた。

今はいいよねぇ。真夜中だろうと、電話すればすぐに駆けつけてくれるんだから。本当にありがたい。

でもねぇ、反面こうも思うのよ。

そういうサービスが向上すればするほど、ちょっとしたことでも「許すことができない人」が増えてしまっているんじゃないかって。

今だったら、業者さんに電話して、『明日お伺いします』なんて言われたら、すぐにキーーーッ!ってなっちゃうじゃない。

いま来てよ!って。

そんなの、仕事としてなってないでしょ!って。

でも、昔はそんな風に怒る人が少なかったからね。

誰を責めるわけでもなく「しょうがないよね」って、それで治まってた。

サービスが良くなるにつれて、それがまた当たり前になって、その分「許せないこと」が増えていく。

社会が便利になるほどに、ちょっとしたことでも腹を立ててしまう、心の狭い人が増えているような気がしてねぇ。

不便だけどおおらかな世の中と、便利だけど殺伐とした世の中と、どっちがいいんだろうねぇ…。

あ、

そりゃあ、便利でおおらかな世の中がいいよねぇ(笑)」

*****

って、こんな話なんですけど。これ、前にも書いたっけ?


本来「おもてなし」や「サービス」って、提供する側の『好意』ですよね。

提供を受ける側が、それを「期待する」分には構わないけど、「強要する」ものではないと思うんです。

なのに、「当たり前」の便利さの中で生きているうちに、知らず知らず何かと「強制」に近い視点が構築されちゃって、それが翻って「自分の行い」に反映され、そしていつの間にか「仕事」の土台が、「義務」「犠牲」「我慢」の3Gにすり替わっちゃってるんだよね。

で、人が「義務」や「犠牲」や「我慢」にストレスを感じてしまうのは当たり前で、それが「持続的な職業性ストレスに起因する衰弱状態」を招いてしまうのも、至極当然のような気がします。


でね。

この『燃え尽き症候群』を引き起こしてるのは、その背景に『焚きつけ症候群』とでも言えそうな、僕たちが抱えてしまった信念があるからこそだと思うんです。

「~であるべき」「~でなきゃいけない」っていうね、たくさんの強迫観念。

その強迫観念をもって、日々せっせと「もっとがんばれ私!」「みんな、もっとがんばれ!」って、世の中が一丸となって、互いを焚きつけているという。

一方で、自身(社会通念)が抱えた「~であるべき」「~でなきゃいけない」の枠から外れた方々に対して、もう、犯罪者を見るような目で攻撃しまくちゃったりね。

これはなにも、経済活動だけに限ったことじゃないですよ。

たとえば、精神世界でも一緒でね、この信念体型に嵌ってしまうと、そこにあるメッセージも、「ワクワクすることを選ぶべき!」とか「ポジティブでなきゃいけない!」とかになっちゃう。

行くとこまで行ったら、今度は「『~であるべき』を捨てるべき!」って繰り返しちゃうから。

「~であるべき」「~でなきゃいけない」というクセが身にしみている方のその先には、『スピリチュアル系の関心に対して献身的に努力した人が、期待した成果が得られなかった結果感じる徒労感または欲求不満』っていう「燃え尽き症候群」が待ってるから(笑)

そのぐらい、僕らには『焚きつけ症候群』が根づいちゃってる。


そこで、そんな「焚きつけ症候群」に、『FUCK IT(もうええわ!)』なんです。


「うつ」ってことは、一度は燃え尽きちゃったんだから。

とりあえず今は、手元の薪がなくなちゃってるんだから。

薪のないところに、ひたすらベスターくべても、石油くさい煙しか立たないから!

「ああ!せっかくのBBQなのに、いつまでたってもお肉焼けない!」ってなっちゃうから。

「どうにか焼けたけど、石油臭くて全然おいしくない!」ってなっちゃうから。

それでもっと悲しい気持ちになっちゃうんです。

でもって、『燃え尽き症候群』に至らない、ストレスに耐性のある人にも『焚きつけ症候群』の傾向はあるので、「うつ」の方に対して、「以前のあなたに戻るべき」「物事はポジティブに捉えるべき」「社会性を取り戻さなきゃいけない」って、やっぱり焚きつけてしまいがちなんですよね。

お気持ちは非常にわかります。

でも、「うつ」の状態にある人間にとっては、その「期待」が、余計につらいんです。

だって、まさにその「期待に応えられないこと」「思い通りにできないこと」に苦しんでいるんですから。


なので、そんな焚きつけに、一緒に『FUCK IT(もうええわ!)』と叫んでみませんか。

さまざまな「~であるべき」「~でなきゃいけない」に、『FUCK IT(なんでやねん!)』と、つっこんでみませんか。

(ここまで)

ありがとうございます
----------------------------

森林の中の光の撮影です。

引き寄せの法則、宇宙の法則

私の思いを含めたブログは「思考が現実になる、パラレルワールド」です。
よろしければ、ご覧下さい。