自分を苦しめているのは、自分自身。散々見てきたでしょう?元の暮らしを。もう望まない世界のはずよ。 | 地球の愛と光・本来の姿へ

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https://dreamgo.sakura.ne.jp/20110311/

マトリックス:自分を苦しめているのは、他でもない、自分自身。アナタは散々見てきたでしょう?元の暮らしを。もう、望まない世界のはずよ。

転載元:もっと あの世に聞いた、この世の仕組み
http://blog.goo.ne.jp/namagusabose/e/45dd7239a9397158fa5c0e4455bd2bbf

(ここから)

マトリックス.5

【chapter.7/虫退治】

(; ̄Д ̄) はっ!

自宅ベッドで目覚めるアンダーソン。

エージェントから受けたあの忌まわしい体験は悪夢だった…のか?

飛び起きたアンダーソンにモーフィアスからの電話が入ります。


「盗聴されているから手短に話す。連中は君のことを甘く見ていたようだ。そうでなければ今頃殺されていた。」

「なんの話だ?一体どうなってる?」

「君は“選ばれし者(The One:NEOのアナグラム)”だ。君はここ数年私を捜していたようだが、私は生涯をかけ君を捜していた。まだ私に会いたいか?」



この映画では、「電話」がとても印象的に描かれています。

現実(真実)と仮想現実(幻想)という2つの世界を繋ぐ架け橋。その間を行き来する唯一の方法。

そのキーワードが「電話」です。

これは「口伝・口承文化(言葉のメリット)」と「言葉による概念化・固定化(言葉のデメリット)」という2つの意味を暗示させたものです。

釈迦にしろイエスにしろ、その教えは「口伝え」で説いていました。(「お経」や「聖書」は彼らの死後、後続の者達によって残されたものです。また、お釈迦様が使っていた“パーリ語”は、“アイヌ文化”の様に、固有の“文字”がありません。そのためサンスクリット語など、他の言語に置き換えて記されています。)

釈迦もイエスも「文字」を意図的に残しませんでした。

本当の現実は言語を越えたもので、どんな言語であっても表象不可能です。事象を言葉に置き換えた時点で「真実(ありのまま)」からかけ離れてしまうんです。

禅の世界では、これを「不立文字(ふりゅうもんじ)」と言います。

文字(言葉・単語)の概念や知識に囚われることで、本質が見えなくなってしまうんです。(というか、見えないからこその「本質」なのですが…)

ありのままの事実ではなく、「言葉」の概念・枠に縛られた別の世界(仮想現実)が出来上がってしまうんです。

とはいえ、その「本質」を指し示すためには、やはり「言葉」が必要になってしまいます。

コミュニケーションをする上で、どうしても起こりうる「通約不可能性」。それを最小限に抑えるために「文字」を使わず「口伝」を行っていたんです。


この事を、この映画では「電話」というキーワードで表現しています。

また、ストーリーの中で度々登場する「盗聴」は「言語概念による弊害」つまり、「言葉」が、“自我”に繋がってしまう「思考」の一部であることを示しています。


さて、物語に戻りましょう。

モーフィアス(導師)の元へ向かう車中、アンダーソンはトリニティ(先輩)の協力の下、2つの関門を突破します。

1.目覚めへの意思確認

2.自分が無自覚に抱えていたネガティブな思考パターンへの気付き


車に乗り込んだ途端、アンダーソンは拳銃を向けられます。

「なんのマネだ?」

「身を守る為よネオ。」

「何から?」

「アナタから。」



ここからは、真実を理解するためのステップ、「八正道」の説明です。

自分を苦しめているのは、他でもない、自分自身。

その事を「受け入れる」為にはある程度の覚悟が必要です。

その理由は、これまでの人生で避けて通ってきた「苦しみと向き合う」という作業が必要になるから。

目の前にいる先輩は「苦しみと向き合え」と言います。でもそんな事はしたことがありません。これまでは向き合うことではなく、そこから目を反らすことや、その苦しみと闘うこと(抵抗すること)を「よし」として生きてきたのですから。

「苦しみを受け入れろ」と言われても、「未経験」ゆえの恐怖心が現れます。

先輩を信じ指示に従うか、このまま止めるか。

「お願いネオ。私を信じて。アナタは散々見てきたでしょう?この道の先にある、元の暮らしを。もう、望まない世界のはずよ。」

トリニティのその言葉で、アンダーソンは覚悟をきめました。

そして目の前に差し出される仰々しい機械。

いよいよ虫退治(ネガティブな思考パターンの自覚作業)が始まります。

「リラックスして。さぁ…出ていらっしゃい…。」

ああ、なんだかめっさ痛そう…

そうなんです。ホントに痛いんです。この時。


「ネガティブな思考パターンを引き出してもらい、確認する」という作業は…

・コンプレックスを指摘される

・プライドを傷つけられる

・嫌いなものを提示される

・何かを奪われる

など、精神的に辛い出来事を通して行われるからです。

そういった状況を通して、きちんと自分(自我)と距離を置き、ありのままの自分(苦悩を抱えている自分)を受け入れることができると、これまで無自覚に発動していた「ネガティブな思考パターン」の存在に気付くことができます。


気付きに伴う痛みは一時のもの。

気付いた思考パターンは、窓の外にポイッ。

するとね、これが後に、新たな気付きに繋がるんです。

「なーんだ、苦しんでいたのも、痛がっていたのも、本当の自分じゃなくて“自我”の方だったんだ」って。

(ここまで)

ありがとうございます。
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森林の中の光の撮影です。

引き寄せの法則、宇宙の法則

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