『言葉』はその世界に逆行する『分離』を生んでしまうツールなんだよ | 地球の愛と光・本来の姿へ

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https://dreamgo.sakura.ne.jp/20110311/

『言葉』はその世界に逆行する『分離』を生んでしまうツールなんだよ

「もっと あの世に聞いた、この世の仕組み」から

元記事
http://blog.goo.ne.jp/namagusabose/e/774f690c98c5f796b8b6c3d0d39a4fa8

(ここから)

最初から、自分の命など無い。元からないものなのだから、それを消失できるはずもない。だからこそ、人間が思っている様な死、つまりは、命を失うということはありえない。

無いものを有ると錯覚し、根本的な誤りを土台としたパラダイムの中で生きるからこそ、人間は苦悩から抜け出せ無い。存在の全てが本来は一つの同じものだという真実を見失い、「分離」という幻想の中に埋没しているからこそ苦しみが生まれるのだ、と、その後も閻魔の不思議な講義は続く。

そして、俺たちが解釈に躓き、「わからない」と告げる度に閻魔はドアを創り、あの光の中、一切の隔たりが無くなったあの世界へ俺たちを送った。

一瞬とも永遠とも判断のつかない光の中に放りこまれると、閻魔の言葉の奥深くに埋もれていた意味が露わになり、その言葉が示したもの以上の、膨大な理解がドッと押し寄せる。

「自分」という意識が圧倒的な「理解」に飲み込まれてもみくちゃにされる。掻き回されて粉々になる。まるで、シチューの中で長時間じっくりと煮込まれるジャガイモのように、俺たちの意識はゆっくりと溶けて、理解と一つになった。

つい先ほどまで閻魔に「わからない」と言っていた、その答えを理解している自分がいる。そう。この光の中には、全ての答えがあった。

いや、「答えがある」と言ったらウソになってしまう。正確には、ここに答えなどない。

あらゆる矛盾やパラドックスも瞬く間に融解してしまう。ここでは、なんの疑問も存在しない。どんなに小さな「問い」も存在しえない。だからこそ、「答え」も存在しないのだ。

未知が存在しない、完全なる既知の世界。

どんな境界線も、一欠片の未知も存在しないというその状態は、圧倒的な開放感と安心感を与えてくれた。

どこまでも優しく包み込んでくれるたおやかな静寂と、躍動感溢れる鮮烈な透明性。源(ソース)に流れるその動きは、生命のダンスそのものだ。

そしてまた…

「おかえり~♪ ね、ね、どうだった?」

いつの間にか、ヘラヘラと笑う閻魔がいる狭い部屋へと引き戻される。



一体どのような仕組みになっているのか。

確かに、あの光の中へ帰る度、閻魔の話の意味が掴めていく。

確かに、確かに掴めてはいくのだが、何か、とてももどかしいのだ。

つい先ほどまではあの光の中で圧倒的な理解の中に漂い、あらゆる事を知り理解していたはずなのに、この部屋に戻ってきたとたん、また多くの疑問にまみれてしまう。

冴えに冴えていた感覚が鈍り、濃い霧に包まれたかのように、答えが見えなくなってしまう。

どうしても、どうしても、あの圧倒的な感覚を、この部屋にそのまま持ち帰ることができないのだ。

その歯がゆさに奥歯を噛みしめていると、閻魔は俺の肩を叩いた。


「うんうん。わかるよ。まどろっこしいでしょ。歯がゆいでしょ。でもね、それはしょうがないんだ。ここは、言葉の次元だからね。どんなに頑張っても、光の中で感じたものを、そのままこの次元に持ってくることはできないんだ」

「『言葉の次元だから』って…、それはどういう意味だ?」

「この次元では、言葉が世界を創ってるってことさ。言葉は、仮想現実を創り出すツールなんだ。だからこそ、厄介なんだな」

「なんだって?」

「これから君たちには人間界に行って色々伝えて貰うんだけど、彼らに真実を伝える難しさがここにある。大事なことだから覚えておいて。彼らに、言葉を伝えてはならない」

「は? ……、い、いや、言葉を伝えてはならないって…、じゃ、どうやって伝えろというんだ」

「それは、自分で工夫してよ」

「え、ええ?」

「とにかく、言葉では決して真実は伝わらない」

「なぜ?」

「タクちゃん、いま君が感じている歯がゆさ、それこそがその答えだよ。君が感じた真実は、いわば『統合の世界』だ。あらゆる境界線がなくなることによって初めて触れることができるワンネスの世界。だけど、『言葉』はその世界に逆行する『分離』を生んでしまうツールなんだよ」

「言葉が、分離を生む?」

「そう。その典型的な例が『名前』さ。名前を付けるという行為は、物事を分離させるということに他ならない。さっき話した『自分が生まれたことがあるという誤解』『自分と自分以外があるという錯覚』は、この『名付け』によって強められているんだ。君が『峰岸琢馬』と名付けられたことによって、君は『峰岸琢磨』という<独立した存在>があるという錯覚を確固たるものにした。でも本当は、君は峰岸琢磨なんかじゃない。ドアの向こうで感じたエネルギー、あの命の源泉(ソース)、そこから派生する存在の全て、それが本当の君。『名前』は、あらゆる存在を人工的に分離する。たとえば…、肉・骨・内蔵・皮膚・毛・歯・足・胸・指・鼻……。一人の身体でさえ、いくらでも分離されていく。名付ければ名付けるほど、<それ>と<それ以外>が増殖する。『分離』というツールを使って、『統合』を理解することは不可能なんだ」


(ここまで)
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