自由
「もっと あの世に聞いた、この世の仕組み」から
元記事
http://blog.goo.ne.jp/namagusabose/e/161208529be74453b49638146dffbbed
(ここから)
、「自由」という言葉が持つ「意味」について。
「自由」をYahoo!辞書で調べてみたのですが…
じ‐ゆう〔‐イウ〕【自由】[名・形動]
1 自分の意のままに振る舞うことができること。また、そのさま。「--な時間をもつ」「車を--にあやつる」「--の身」
2 勝手気ままなこと。わがまま。
3 《freedom》哲学で、消極的には他から強制・拘束・妨害などを受けないことをいい、積極的には自主的、主体的に自己自身の本性に従うことをいう。つまり、「…からの自由」と「…への自由」をさす。
4 法律の範囲内で許容される随意の行為。
う~ん…。
これだけ?
…
まぁ、確かに『自分の意のままに振る舞うことができること。また、そのさま。』ってことではあるんだけど…
この辞書では、《freedom》のことは書いているのに、もう一つの「自由」が疎かになっちゃていて…。
で、先日は話の成り行き上、「フリープラン」という言葉を使ったんだけど、僕がこれから話したいことは、この辞書では触れられていなかった、《free》とは別の、「もう1つの自由」なんですよ。
《freedom》ではなくて、《liberty》の方。
《freedom》も《liberty》も、日本語に訳すと、どちらも「自由」です。
でも、この2つの単語の持つ意味は、明らかに違うんです。
で、多分…
この2つの違いを混同している人が多いせいで、色々な問題が生じている。と、思うのです。
ご存じでしょうか? この2つの「自由」の違い。
まずは、この2つの語源の違いの話から。
《freedom》という単語のベースとなっているのは見た通り《free》です。
で、《free》は、古英語の「freo」に由来しているそうで、「束縛や拘束がない状態」、つまり、自由の『消極的側面 (しなくてよい)』が強調された言葉。
対して《liberty》の語源はと言いますと、ラテン語の「libertas」。これは、「選択や行動・発言の権利が保障された状態」、つまり、『積極的側面(してよろしい)』に比重が置かれた言葉。
で、これをふまえて…。
フランスの哲学者、ジャン=ジャック・ルソーの言葉を借りますと、《freedom》は「子供の自由」、《liberty》は「大人の自由」を指すのだそうです。
つまり前者は「責任を伴わず、自分の好き勝手に、やりたいように振舞う自由」、後者は「責任を伴い(承知し)、自己で的確に判断された自由」ということです。
それと、もう一つ。
仏教用語としての「自由」は、「自に由る」(おのずからに、よる)の意味から無我や自己責任の概念で使われます。
つまり、《freedom》ではなく《liberty》。
まぁ、旅を続けるにあたり、どちらの「自由」を選ぶのかも、「自由」なんですけどね…。
(ここまで)
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ありがとうございます。
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