兵法は、人のたすけに
遺すものではござらぬ。

進退ここにきわまったとき、
一生一度の用に
立てるものでござる。

心にいささかなりとも
正しからぬところがあらば、
全ては無用のものとなり果たそう。

くじけぬ心こそ、
わが心とたのむ主でござる。