夢に向かって 諦めないで 折れないで 逃げないで
本日、国内での最終海上練習を終えました。
忘れもしない去年の2009年3月に広州アジアオリンピックの公式種目にドラゴンボートが採用されたとNEWSが飛び込んできた。
前年度に日本選手権で初優勝の磯風漕友会だった。
まさに「風」を感じた瞬間だった・・・・。
オリンピックなんて得体の知れない存在は、常に他人事だった。
バンクーバー冬季オリンピックも開会式から「凄いなー」何て眺めてた・・・。
実は1994年に我が故郷、広島で開催されたアジアオリンピックを私はよく覚えている。
広島に日本のみならずアジア圏の一流選手が一同に介した光景を目の当たりにした。
その千載一遇のチャンスが巡ってきている「風」を感じた。
磯風のメンバーに手紙を書いた・・・。「本気で掴みに行くのか?」
全員答えは「イエス」
それから1年と8ヶ月だ・・・。
それが長いか短いかは別にして、七転八倒の日々だったと言っても過言ではない。
磯風のメンバーと関係者には「本気でアジアオリンピック」を伝えた。
誰に聞いたのか、私に唐突に「そんなまさか、あんたら(あなた達)がオリンピック選手何てなれるわけないじゃん」と鼻で笑う人もいた。
「妬みで支配される人種」といわれる日本人の典型的なコメント・・・。
心の底で「なめるなよ!磯風を!!!」
更に巷では
「アイツ等はおかしい!」
「磯風は異常」
「磯風は練習しすぎ」
「そこまでする必要があるのか?」
「勝つことしか考えていないんじゃないか?」
いろんな声が耳に入るが寡黙を貫いた。
申し訳ないが「観る視点」が違いすぎる。
私達は他人の何倍も努力してやっと一人前。
それを知っているからどこにも負けない練習量をこなす・・・。
そして
2009年7月 日本選手権を連覇する。
安堵が支配した。
しかし、広州でドラゴンボートが公式採用されてもJOC(日本オリンピック委員会)が日本代表を派遣するかどうかは決まっていないと連絡が入る・・・。
折れそうになる心・・・。諦めそうな心・・・。逃げたくなる心・・・。
メンバーに説明する。
「諦めないで、折れないで、逃げないで待つしかない!普通なら4年だ!試されてるんだよ!」
俺達にできる事は??
寒い冬を目の前にいつもならOFFだが「OFFなし」と決定した。
見えない灯りを頼りに「不安」が無かったか?と問われれば嘘になる。
しかし、自分で自分に鼓舞するしかなかった。
「JOCがどんな決定を下そうと、悔いなくその時を迎えよう!!」
そして、寒い、寒い冬を迎え・・・。
越えた・・・。
年が明けた2010年・・・。
JOCからの吉報は3月末から4月と聞いた・・・。
先送りに萎える心・・・。
雲行きは決してよくはない空気が流れる・・・。
不安がよぎる
「ここまできてダメなのか・・・・」
JOCの発表が5月までずれ込む・・・。
更に不安が増す。
運命の日は5月18日夕刻だった・・・。
「可能性は非常に低い・・・。申し訳ない」
奈落の底に突き落とされた・・・。
選手、皆を緊急招集した。頭を下げた・・・。
涙が止まらない・・・。
選手は皆「仕方ないじゃないですか・・。俺らは大丈夫ですよ・・」
慰めてくれるがその目は皆ウルウルしてた・・・。
その日は当然「寝れない・・・」
どうにかプラス思考に転換したいのだが、出てこない。
それでも「諦めない!折れない!逃げない!」が信条!
JDBA幹部の方を含めて嫌がられながらしつこく訴え続けた。
磯風が1年以上取り組んできた事を文字にもした。
そして、あえて実名は避けるがJDBAの色んな人達が派遣に向けて献身的に動いて
下さっていることを知った。
「待つ」という作業に徹した・・・・。まさに「天命を待つ」
首の皮一枚・・・。
日本選手権直前!!!
BIG NEWSが飛び込む!
「ドラゴンボートをJOCが派遣を決定!」
私は自宅で泣きじゃくった!何度も何度も確認した。 とめどなく涙が滴り落ちる。
磯風に代表権が転がってきたわけではないが
「土俵に上がらせてもらえる安堵感」に支配された。
冷静に現状を把握する。
しかし、つくずく感じる
「諦めないで、折れないで、逃げない」で良かった!
本当に痛感した。
日本一の練習量は健在!!!
努力は報われない事もあるが努力は嘘をつかない!!!
そこまで磯風は追い込んで、チャンスが巡ってきた。
一度、奈落に突き落とされた反動は並大抵ではない!
全員が確信したはず!「風」は間違いなく磯風に!!
その後は「マジ回顧」での通りです。
そして今日という日を迎えた。
複雑な夜です。
明日がきて欲しくないような、早く来てほしいような複雑な心境・・・・。
とても複雑な夜です・・・。
色んな事を思い出しながら・・・。
お世話になった方々の顔を想い浮かべながら床に就きます・・・。
おやすみなさい。 複雑なこころを噛み締めながら・・・。
追伸:本日、S龍舟倶楽部の代表夫妻がわざわざ来相されました。そして
「和歌浦大会参加 関西有志一同」と書かれたお心付けを頂けました。
有志の皆さま、本当にありがとうございました!
忘れもしない去年の2009年3月に広州アジアオリンピックの公式種目にドラゴンボートが採用されたとNEWSが飛び込んできた。
前年度に日本選手権で初優勝の磯風漕友会だった。
まさに「風」を感じた瞬間だった・・・・。
オリンピックなんて得体の知れない存在は、常に他人事だった。
バンクーバー冬季オリンピックも開会式から「凄いなー」何て眺めてた・・・。
実は1994年に我が故郷、広島で開催されたアジアオリンピックを私はよく覚えている。
広島に日本のみならずアジア圏の一流選手が一同に介した光景を目の当たりにした。
その千載一遇のチャンスが巡ってきている「風」を感じた。
磯風のメンバーに手紙を書いた・・・。「本気で掴みに行くのか?」
全員答えは「イエス」
それから1年と8ヶ月だ・・・。
それが長いか短いかは別にして、七転八倒の日々だったと言っても過言ではない。
磯風のメンバーと関係者には「本気でアジアオリンピック」を伝えた。
誰に聞いたのか、私に唐突に「そんなまさか、あんたら(あなた達)がオリンピック選手何てなれるわけないじゃん」と鼻で笑う人もいた。
「妬みで支配される人種」といわれる日本人の典型的なコメント・・・。
心の底で「なめるなよ!磯風を!!!」
更に巷では
「アイツ等はおかしい!」
「磯風は異常」
「磯風は練習しすぎ」
「そこまでする必要があるのか?」
「勝つことしか考えていないんじゃないか?」
いろんな声が耳に入るが寡黙を貫いた。
申し訳ないが「観る視点」が違いすぎる。
私達は他人の何倍も努力してやっと一人前。
それを知っているからどこにも負けない練習量をこなす・・・。
そして
2009年7月 日本選手権を連覇する。
安堵が支配した。
しかし、広州でドラゴンボートが公式採用されてもJOC(日本オリンピック委員会)が日本代表を派遣するかどうかは決まっていないと連絡が入る・・・。
折れそうになる心・・・。諦めそうな心・・・。逃げたくなる心・・・。
メンバーに説明する。
「諦めないで、折れないで、逃げないで待つしかない!普通なら4年だ!試されてるんだよ!」
俺達にできる事は??
寒い冬を目の前にいつもならOFFだが「OFFなし」と決定した。
見えない灯りを頼りに「不安」が無かったか?と問われれば嘘になる。
しかし、自分で自分に鼓舞するしかなかった。
「JOCがどんな決定を下そうと、悔いなくその時を迎えよう!!」
そして、寒い、寒い冬を迎え・・・。
越えた・・・。
年が明けた2010年・・・。
JOCからの吉報は3月末から4月と聞いた・・・。
先送りに萎える心・・・。
雲行きは決してよくはない空気が流れる・・・。
不安がよぎる
「ここまできてダメなのか・・・・」
JOCの発表が5月までずれ込む・・・。
更に不安が増す。
運命の日は5月18日夕刻だった・・・。
「可能性は非常に低い・・・。申し訳ない」
奈落の底に突き落とされた・・・。
選手、皆を緊急招集した。頭を下げた・・・。
涙が止まらない・・・。
選手は皆「仕方ないじゃないですか・・。俺らは大丈夫ですよ・・」
慰めてくれるがその目は皆ウルウルしてた・・・。
その日は当然「寝れない・・・」
どうにかプラス思考に転換したいのだが、出てこない。
それでも「諦めない!折れない!逃げない!」が信条!
JDBA幹部の方を含めて嫌がられながらしつこく訴え続けた。
磯風が1年以上取り組んできた事を文字にもした。
そして、あえて実名は避けるがJDBAの色んな人達が派遣に向けて献身的に動いて
下さっていることを知った。
「待つ」という作業に徹した・・・・。まさに「天命を待つ」
首の皮一枚・・・。
日本選手権直前!!!
BIG NEWSが飛び込む!
「ドラゴンボートをJOCが派遣を決定!」
私は自宅で泣きじゃくった!何度も何度も確認した。 とめどなく涙が滴り落ちる。
磯風に代表権が転がってきたわけではないが
「土俵に上がらせてもらえる安堵感」に支配された。
冷静に現状を把握する。
しかし、つくずく感じる
「諦めないで、折れないで、逃げない」で良かった!
本当に痛感した。
日本一の練習量は健在!!!
努力は報われない事もあるが努力は嘘をつかない!!!
そこまで磯風は追い込んで、チャンスが巡ってきた。
一度、奈落に突き落とされた反動は並大抵ではない!
全員が確信したはず!「風」は間違いなく磯風に!!
その後は「マジ回顧」での通りです。
そして今日という日を迎えた。
複雑な夜です。
明日がきて欲しくないような、早く来てほしいような複雑な心境・・・・。
とても複雑な夜です・・・。
色んな事を思い出しながら・・・。
お世話になった方々の顔を想い浮かべながら床に就きます・・・。
おやすみなさい。 複雑なこころを噛み締めながら・・・。
追伸:本日、S龍舟倶楽部の代表夫妻がわざわざ来相されました。そして
「和歌浦大会参加 関西有志一同」と書かれたお心付けを頂けました。
有志の皆さま、本当にありがとうございました!
