『いのちのエール』 田口ランディ

この本の中に、お墓の事について書かれた部分があった。

 

お墓を返したら、お骨の移し場所に困った。

 

その時の対応が、マンションを売る不動産業者のよう。

ご遺骨一人当たりいくら、と旅館の宿泊設定の様な対応に驚いた。

 

先祖は既に亡くなっているので、実体は無い。

その「霊」がこの業界では、実体のあるものとして扱われている。

 

ご遺骨ったって袋から出して埋葬する場合なら、土に還っているだろうし、数えられもしないのに、そこに名前があるってだけで、きっと一人に数えられるんだろうな~

普段は実体が無いと言ってる物を、実体のあるものとして数える。

人間の身勝手さが良く分かる話だわw

 

墓地って高い!

墓石も高い!

が、最近は直系しか入れない。

 

義母を義父の系列のお墓に埋葬したら、そういった問題があったのだと分かってビックリした!

お寺さんも何も言わず埋葬しておきながら、本家にそう言ったのだと!w・・w

次男だと別に作るのが普通なんだと!

何でも2つの系統を入れると、家が廃れる?とか・・・

でも、私たちはそこに入ろうなんて氣が一切無い!

むしろお断りしたい位でございますw

で、一応結着したのですが、お寺さんも、そんなら先にこっちに言ってよぉ~~ですわ(-。-;

お布施は散々取っておきながら~~ね(^☆)

しかし、そんなに墓地ばっかり増やしてどうすんだ? と思う。

 

元々そんなにきっちりお墓って無かったんだよね。

江戸時代から始まったことでほんの400年の歴史しかないんです。

この頃は又変わって来て、樹木葬やら散骨やら色々あります。

 

何ごとも商売。全て金の世の中~ですから、こういう事も起きてくるのでしょう。

もっと神聖な物であるべき魂の問題が、金勘定の世界に取り込まれており、そこに巻き込まれたのがランディさんには辛かったんだろうな。

 

私はタダタダ、ビックリしただけで、笑い話にしかならなかった。

元々樹木葬希望だし、駄目だったら合同墓でいいやって思ってたからなぁ。

 

死んだ人の居場所より、生きてる人間の居場所を、もっと考えて欲しいと思うのであります。

 

おおきに(^人^)