妖しい瞳が交差して…
一瞬重なった…
グレーに霞む空気と冷たい雨の朝

天気予報は降水確率10%だったのに…
降り注ぐ雨の中…
湿った空気に包まれた二人の視線が妖しくぶつかる

桜の下での微笑みも…
照りつける日差しの下での道化も…
もう通用しない
もう誤魔化せない
降りしきる雨は晩秋へと二人を誘い込む

降水確率10%
二人の空だけ100%
遅れた電車
はずれた天気予報
すべての時間が二人を追い込んで…
雨で霞んだ視界は何かを狂わせた…
もうすぐ白い世界へ
時も 音も 吐息さえも凍る白い世界への予感
黒い傘にかくされたオレンジ色の髪も
いつしか雨に霞んでスモーキーな色に変わって映る…
晩秋を超えたら
もうすぐ…
もうすぐ…
4番目の季節が二人を覆う…
降水確率10%
二人の空だけ100%
逃げ場のない思い抱えた二人を
金色に色づく金木犀が雨にキラキラ揺れて見つめてた。
確かめ合った心を
霞む空へ解き放ったら
秋雨が降り注ぐ雲の下で覚悟を決める…
白の世界へ二人で向かおう…
たとえ どんな未来だとしても…
運命なら
悔やまない
真実なら
泣いたりはしない
射るようなその瞳



その答えを
…

…きっと雨の向こうの白い世界に見つけ出す

