私が中学の頃の話




夏休みの友達



私が中学の頃の話から始まります


1番記憶に残ってて


この間その友達と会った時に


話そうとしたらストップかけられた話


トラウマになっていたようだ


それは中学まで遡る


ある夏の日

私は中学2年生だった


放課後の教室、友達5人で

楽しみにしている夏休みの計画を

立てようと胸躍らせはしゃいでいた



音符キャンプルンルンビーチパーティ

など沢山思いついて

どんな風に楽しむ?と考えてた中


A子が

ねぇ、ドライブは?

え?ドライブ?

うちら親免許持ってないし

絶対連れてってくれないよ?


とみんな口を揃えて言った



A子

違う違う!K兄だよ



私達

あーーラブラブ

と、みんなが一斉に賛同



K兄とは近所の写真館の

お兄さんで、学校でもカメラマンとして

働いている真面目なお兄さんだった



年も25歳とちょうど

中学生が憧れる様なお兄さんで

人気者であった。


写真館は古くから地元にあり



K兄の両親、祖父母共に

私達両親とも親交があったので

信頼のある関係であった

みんなが赤ちゃんの頃から

K兄は知っているらしい‥


百日記念などはK兄の写真館しか

撮れないのですから‥一軒で


K兄の写真館へ足を運ぶ




チリンとドアの音が鳴る


ん?誰もいない‥留守かな?

しばらく待っていたら

K兄お母さんが出てきた


あら、⭕️ちゃん達どうしたの?

おばさんは優しい声で静かに問いかけてきた

ご用事?と聞かれ私はおばさんにK兄と

夏休み遊びたい事を伝える。


あら、そうなの。そうねーちょっと不満



おばさん少し考えてたみたい


まずは⭕️さんに聞いてみるわ

と、私の母に聞くとのこと


それから数日後うちの母から

⭕️ちゃんと⭕️ちゃんと誰が行くの❓


PTAの集まりでおばさんが話してたらしい


A子 B子 共にOK、C子もOK

私もOK貰い、後はD子のみ


D子はおばあちゃん子で両親がいない


当たり前の様に放課後にD子の家に行く


D子のおばあちゃんは即答でOKだった



 ありがとうねと言われたのに驚いた記憶


そしてまた数日が経ちK兄の所へ訪問


A子がK兄どこ連れて行ってくれるのー❓

から始まり、マシンガンのように話かけてた


K兄困惑‥だよね‥普通

みんなで笑っちゃったけど


日程を決める。8月の確か19日

だった記憶ですが‥


海に行くと決めて、K兄の友達の

ペンション

にもお邪魔させてもらう事になった


ペンションなんて初めてだから

ワクワクが止まらない


そして当日、スクール水着を着て

夏期講習なんて忘れて遊ぶ

バーベキューもして海も行ってと楽しい



そしてさすがカメラマン

ずっとカメラ片手に撮ってくれてる


モデルになった気分だ 笑


そのペンションは海と山の間にあり

めちゃくちゃ良い所だがボロボロであった


トイレは外だしお風呂も外にある。

今思えば民家をペンションにしたのだろう


お泊まりまではアウトなので

22時には解散する約束であった


20時には帰宅準備をする

そんな中、B子が言ってきた一言


まだ時間あるから、向こうの変な家

見に行かない?


え?変な家?D子とA子と私は

全く気づかなかったが、ペンションから

少し離れた所に、その変な家はあったらしい


販売機を探しに行った時に見つけたらしく

歩いて10分くらいの距離にあるそうだ


K兄に聞いてみたが

え!?どこ!?と1番反応した

ペンションの人にも聞いたが知らないという


変な家の特徴を聞き

後ろは山で、その中ポツンと一軒家がある


周りは畑だし、一本道で何だか気になった

との事‥なんじゃそりゃ?

ジブリのあの名作みたいなイメージが浮かぶ


何だか知らないがせっかくだから

徒歩で6人で向かう事になった


その道中、何度迷ったか‥


細道だからか民家から入って

そのまた一本道を行くの。探し回ると

ようやく見つけた。疲れてた記憶‥


見つけて細道をまっすぐ歩くと

左に川?下水?で右に祠みたいのが1つ


B子達もさっきは気づかなかったらしい


何も動じなかった私は気にも止めず

友達はキャーキャー言っていた


K兄は祠にカメラを向けるか迷ってるし


やめたら?の一言で片した記憶

その後撮ったかは分からないが


そして、その噂の変な家が見えてきた





次回へ続く