こんなにも 濡れた髪のまま



冷たいシーツに滑り込み



ワン・ツゥ・スリ・フォーで 儚の中に・・・in






儚の中 



ボクは 川辺の 蟹



土手のテッペンから 転がり落ちる 蟹





白いシーツで身体を包み





転がって




どこまでも  転がって




逆さまの天辺に





辿り着くだろ












月が ボクを横切って行く








転がって  転がって




どこまでも




転がり落ちる



ボクは活きる 蟹





魚たちに



蟹は 横歩きだろ



ボクのやってることは ワカンナイと言われ






ボクは ワカンナイ




ボクも ワカンナイ






泡吹かし



答えられないまま



転がり落ち









髪が冷え切った頃






シーツの温さの



浅き儚の外側に







迎えられる







空のしっぽのブログ