今年度より当NPO200年住宅再生ネットワーク機構が中心となり
「民家の甲子園」を全国にて開催します。
http://www.minka-kousien.com/

日本人の文化と心の源である、民家と民家のある暮らしを
次世代に伝える継承と新たな創造をめざして
「民家は永遠の創造である」を合言葉に、NPO
高校生を対象とし、民家町並みフォトコンテストを開催

地区大会
 近畿地区    7月25日(土)
 中四国地区   7月26日(日)
 中部地区    7月31日(金)
 九州地区    8月 2日(日) 

(関東地区・北海道地区は現在日程調整中のため決まり次第
順次お知らせします。)

近畿地区では
イオンのイベントホールで開催となります。
http://www.aeon.jp/sc/dainichi/

全国大会は8月23日日曜日
香川県丸亀市 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館にて開催

ぜひ各地予選大会、全国大会に参加いただき
高校生から見た民家町並みの写真をご覧ください。
6.建築資材の再活用

昨年末から、全国各地域でNPO法人200年住宅再生ネットワーク機構を立ち上げています。
これは、新築で200年もつ住宅を建てるのではなく、
『古民家鑑定士』の資格を生かして再生できればもちろんいいのですが、
まず現存する古民家を活かす方向性を提案します。

もし、解体するにしてもその伝統的資財を再活用して、
新たな建築の可能性を示す事を目的としています。環境に良いことはもちろん、
お客様もその想いが大切にされることに感動していただきます。

手間は掛かりますが、技術者は手間代をいただくことを職としていますから、
当たり前のことをするだけのこと。

環境の世紀に原点に戻る建築を挑戦することこそ中小工務店の勝ち残りの道であり、
ヒントはそういうところにあると私は確信しています。

家を長持ちさせること・・・そして建築資材を再活用して新築すること・・・。
究極の地産地消でもあります。それは地域に密着した工務店にしかできないことです。

(完)
5.機能から美しさへ

「家族みんなを守ってくれた家。そこにあった懐かしい張りや柱。
そこにあった懐かしい梁や柱。これらが生まれ変わって新しい家にも使われる。」

私達の仕事は、お客様に【古材】というモノを売るのではなく、
“想い出”を提供することだと思います。家創りで大事なことは、機能ではないと思います。

5年前の最新機能は今は遅れていて、もっと良い機能があります。
それは耐震機能でも、高気密断熱機能でも同じです。
今年の最新機能は、5年後には遅れた機能なのです。

パソコンなら5年程度で買い替えますから、機能重視でいいでしょう。
しかし、住宅はそうはいきません。では、何を重要視すればいいのか?

私は【美しさ】だと思います。美しいモノは飽きませんから、長持ちします。
それは、時計でも同じです。機能ではなく、
美しさが重要です。長持ちする家はメンテナンスされています。
メンテナンスされる家は美しいと思います。
リサイクルされる家は機能面が充実しているのではなく、美しさがあります。

(つづく)