こんにちは![]()
IC21では、少しでも大家さんのお役に立てるような
デザイン性と機能性を兼ね備えたご提案を心がけています。
インテリアコーディネーターが提案する
これからの賃貸住宅。
今回から、
『暮らしやすい賃貸物件のつくり方』について
全12回にわたってご紹介します。
第1回は
『あればいいわけじゃない!収納編①』です。
収納は、“必要な場所に必要な大きさ”があることが必須条件。
大容量の収納があっても、使う場所と離れていては
出し入れが億劫になってしまうもの。
だんだん片付けなくなり部屋が散らかる原因となりますガックリ![]()
そこで、
どんな場所にどれくらいの収納が必要か、
まず水周りから検証していきましょう。
① トイレ・洗面トイレ![]()
トイレで必要なものといえば、まずトイレットペーパー。
一個の寸法は
巾115mm×直径120mm×12ロール
ということは、
トイレットペーパーだけを考えれば
奥行きは150mmで充分です。
写真の収納は、
幅300mm 奥行き150mm 高さ800mmで
12ロールが収まります。
この奥行きであれば壁厚を利用して
ニッチタイプの収納が作れます。
ただでさえ狭いトイレを
これ以上狭くすることなく収納を設けられるんです。
女性が住む場合は
生理用品もトイレ内にしまっておきたいですね。
こちらは人目に触れないようにしたいものですが、
便器の背面の、手の届きやすい高さ(1600mm~1700mm)に
奥行き200mmの棚板を一枚つけ、清潔感のあるカーテンで
目隠しするだけで十分です。
洗面所にはリネン庫があるのが理想ですが
そこまでのスペースは
賃貸ではなかなか取れないものです。
タオル以外にも洗剤などのストック
人によっては洗濯バサミやハンガーなど
こまごまとしたものが多いのが特徴です。
トイレと同じく棚板が一枚あるだけで
とても助かりますが
奥行きは300mmまでにすると
市販のA4サイズの小物入れが納まり
整理しやすく使いやすい収納となります。
歯ブラシや化粧水など、毎日使うものは
しまいこむ必要はないと考える人も多いようです。
それよりは掃除しやすく清潔に保てるよう、
洗面ボウルの横に
それらを置くスペースがあれば十分。
幅750mmのカウンターに、
幅550mmの洗面ボウルを乗せれば、
収納スペースを幅200mm確保できて、
見た目もオシャレで機能的といえるのではないでしょうか。

