自宅を空き家にすると、様々な問題が起こる可能性
があります。
1. 犯罪被害のリスク
空き家は長期間放置されるため、空き巣や不法侵入などの
犯罪被害が起こるリスクがあります。特に周囲の環境や治
安が悪い場合は注意が必要です。
2. 建物の劣化
定期的な管理や点検が行われない場合、建物の劣化が進み
ます。雨漏りや結露、カビなどの問題が発生し、修復や
補修費用がかかる可能性があります。
3. 税金や管理費の負担
空き家には固定資産税や管理費などの負担がかかります。
長期間放置すると費用が増えるため、経済的な負担が大
きくなることがあります。
4. 近隣トラブル
空き家が周囲の住民に迷惑をかける場合があります。
草木が伸び放題になったり、不法投棄されたりすること
で近隣トラブルが発生する可能性があります。
5. 保険の問題
空き家には保険の適用条件が変わる場合があります。
長期間空き家にすると、火災や水漏れなどのリスクが
高まるため、保険料が上がる可能性があります。
これらの問題を避けるためには、定期的な点検や管理、
周囲とのコミュニケーションを大切にすることが重要
です。また、空き家管理会社や不動産管理会社に委託
することで、適切な管理を行うことができます。
空家等対策の推進に関する特別措置法の改正による
大きな変更点の一つが、固定資産税の額です。
従来は「特定空家等」のみが対象だった固定資産税の
住宅用地特例（1/6等に減額）の解除が、改正法では
「管理不全空家等」も対象になることが組み込まれま
した。
つまり、現在は特定空家等に指定されていない空き家
であっても、放置すれば特定空家等になるおそれがあ
ると判断されれば、管理不全空家等として固定資産税
の住宅用地特例が解除されてしまうのです。
今後は、固定資産税が従来の6倍になる空き家が増え
ることが予想されています。
これは令和５年１２月より実施されています。
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