2025年問題とは、団塊の世代（S22～S24)生まれの方が全員
後期高齢者（75歳）になることと言われ、国民の５人に１人は
後期高齢者になる。
65歳の高齢者も2025年には3600万人で3人に1人の割合です。
介護業界では今でも介護フタッフが不足していますが、2025年
から介護を受ける方のピークが続き、介護に従事するスタッフを
確保しようとしています。
この団塊の世代が退職した辺りから生産人口が減って、この10年
を見ても様々な業界で、人手不足になっています。
コロナの3年間は経済活動が停滞しましたが、今年から更に業界によっては募集しても人が集まらないと言う声を耳にします。
介護業界は最たるもので、どの介護事業所に聞いても介護スタッフが集まらないと嘆いています。
私も介護の教育を行っていますので、人手不足、売り手市場ならば収入を含めた待遇面等が比較され、介護業界は人が集まらないのだと思います。
これは介護保険を含めた国の施策なので、国が本気で介護職を、
看護職並の待遇にしなければ業界が大変なことになってしまいます。
話が長くなりましたが2025年問題は団塊の世代が後期高齢者に
なって介護スタッフが更に足らないということは事実ですが、
団塊世代のお子さんは団塊ジュニア（S46～S49）と言われ年齢
は51歳～54歳になっています。
つまり、団塊の世代を団塊ジュニアが介護する時代がすぐそこまできています。この団塊ジュニアは企業でも需要なポジションにいる人たちですから、企業も社員が介護離職になった場合の影響は大きいです。
そこで企業は社内にケアマネージャーを配置したり、相談室を設け早めに親の介護に対する準備をするような体制を作ってきています。
これから先の10年から20年は、これまでの20年と違い、構造的に大きく違う。仕事と介護の両立は、多くの人が「自分事として直面する」時代に突入していきます。
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