皆既日食がおきるその場所だからこそ体験できたこと - 本影錐 | 2009皆既日食@奄美大島に行く!

皆既日食がおきるその場所だからこそ体験できたこと - 本影錐

本影錐(ほんえいすい)- 迫りくる巨大な月の影

皆既日食とは、地球の表面にできる月の影ということもできます。

視点を宇宙において、宇宙から地球を眺めているとしましょう。

皆既日食のとき、太陽と月と地球は1直線状に並び、ぽつりと点のように黒い部分と暗い感じの灰色の月の影が地球上に現れます。

その影は地球の自転とともに東へ移動します。

2009皆既日食@奄美大島に行く!-皆既日食=月の影の道



当日2009年7月22日。奄美大島北部、大瀬海岸。

高性能日食シュミレーションソフトのエクリプスナビゲーター2をミニノートパソコン(ネットブック)上で起動しながらの観測。

カウントダウン読み上げ機能を作動。「第2接触(皆既日食の始まり)まであと、5分」「3分」・・・

今回の日本での皆既日食は午前中のため、ほとんどの人は東にからだを向けて上を見上げています。


しかし、それは西からやってきたのです。

ビーチから海に向けていた身体を反転し、後ろ=西の方角に向くと、、、いました。

巨大な3角錐の黒い影。

水平線の近くで視界の5割ぐらいの幅で、上に行くほど広がり、天頂で8割ぐらいを占める超巨大な黒い影が迫ってきていたのです。

でかいです。迫力があります。

日食がおきることを知らない古代の人がこれを見たら相当にびびったことは間違いありません。


その1,2分後です。あたりが暗くなりました。

皆既日食のその中に私たちは入ったのでした。



厚い雲とも違う、月の巨大な影-本影錐。

映画をTV画面で見るより映画館の大スクリーンで見たほうが迫力があるように、その数十倍の規模で、
実際に自然の空間の中で見た-体感した本影錐は、とても威圧感のあるもので、惑星・衛星規模の大きさを垣間見ることのできた貴重な体験でした。