息子には病気の母親がいる、という自覚があまりないです。
夫の協力のおかげです。
体調が良くないときは外に遊びに連れ出してくれて、私の存在が無くても楽しませてくれるから。
全部全部、私に合わせてくれるから。
だから息子は、私にワガママを言います。
私の体調なんてお構いなしに。
だから私は、普通のお母さんみたいにワガママに対してだけ叱ることが出来るのです。
お母さんが体調が悪いから我慢しなさい、と言わなくてすむのです。
私は、私である前に息子の母であることを選んで残りの人生を生きることを選びました。
たまに自分に甘えてしまうことがあるけれど、そのことで息子が酷く傷付く姿を想像したらハッとします。
そんな恐ろしいことは無いと思いました。
悲しい顔をして学校へ行かなくてはいけない姿を想像したら、私は頑張りすぎるくらい頑張ろうと思いました。
それが励みになって今は自分を支えていられます。
目標は立てません。
だって達成したら安心しちゃいそうなんだもの。安心したら死んじゃいそう。
お腹痛くてトイレにこもってもトイレについて入ってきていた小さな子どもが、今は自分で借りてきた本を読んで一人の時間を過ごしている。
ここまで生かして貰えたことが、すごく嬉しい。
体は辛くても、すごく嬉しい。
電気のスイッチに手が届くまでは生きていたいと泣いたあの日を思い出す。
大丈夫、絶対に生きられると励ましてくれた人たちを思い出す。
本当に長い間、ありがとうございます。
ありがとうございます!
まだまだ頑張れる!
たぶん!
明日もいい一日を!