詩~Ri:Choirs:GOSPEL Column Vol.4 | GOSPEL & JAZZ Joint Concert          2009/4/12

GOSPEL & JAZZ Joint Concert          2009/4/12

2009年4月12日(日)

滋賀県栗東市のさきら芸術文化会館で行われる

GOSPEL & Jazz Joint Concertの告知用BLOGです。

本番までの、参加メンバーの取り組みをお届けします♪

前回は、「天使にラブソングを」の中で歌われている曲は、
GOSPELではなく、GOSPEL風にアレンジされた賛美歌、
というお話をしました。
じゃぁ、GOSPELって一体なに?!
と思って、向かった先はレンタルビデオ店。
Vol.4は、そこで見つけたあるDVDについてのお話です。




【Vol.3:GOSPEL's GOSPEL】




Vol.1の中で、GOSPEL映画についてご紹介しました。
その中の1本を見ました。


「THE GOSPEL」(2006アメリカ)


GOSPELとはなんぞや、を、感じたい方にはお勧めです。
ネタばれはよくなので、ストーリーに関することは省きますが、
GOSPELの中のGOSPLEについて少しご紹介します。



場所はある教会。
イエスやマリアの像は無く、
そこがカトリック教会でないことは一目瞭然。
偶像崇拝を行わない、プロテスタントの教会。
しかも、黒人のための、黒人教会。
牧師さんの説教が終わるか終わらないか、
聖歌隊(クワイヤ)は歌い始める。
伸びやかな声、心躍るリズム、
クワイヤの声は、参列者の心に響き、
参列者もまた、その音に心に共鳴する。
教会にいるすべての人が、歌う。
歌い、踊り、そしてまた歌う。
そのさまは、教会というよりはライブハウスのよう。





あぁ、これがGOSPELか。
うまく説明できないが、その様を見たとき妙に納得した。
GOSPEL、それは、彼らのものだ。
人種がどうのとか、そういう次元の話ではなく、
心揺さぶるあのサウンドは、黒人の彼らだからこそ表現できるもの。



もしも、アフリカに仏教が伝来していたならば、
彼らは般若心経ですら、力強く歌い上げていただろう。
GOSPELではなく、HANYAPELとかなんとか。
そういう新しい音楽が出来ていたかもしれない。



…音を言葉で表現するのは難しいですね。
次回は、GOSPELの歌詞について考察します。