あれは、小学校の低学年だったかな
近所知り合いの子が、猫を連れてきて
「家では飼えないから、飼ってくれないかな?
」と連れてきた猫 黒サビのハッピーとの出会いでした。
昔は、捨て猫や、捨て犬を連れて帰ってきては
親に叱られ 私の居ない間に親がどこかに、連れて行ってしまうと言う
そんな日々でした。
でも、ハッピーは人懐っこい猫で、連れて来た友達をよそに、私の後から離れず。
親に何回 お願いしても、ダメ の一点張りでした。
その後もハッピーは、約1週間 庭の自転車の荷台で寝るようになり、
それに根負けしたのか、父親の「飼っても良いぞ
」
のあの時の嬉しい気持ちは、50歳になっても忘れられない。
それから毎日、私とハッピーは、一緒の布団でねたりとまるで兄弟の様に生活していました。
今は室内飼いが当たり前の中
外に遊びに行くと、3日帰って来なかったり。
心配で、眠れなかったな。
私が小学校から帰ると、必ず門に座って待っていてくれて、すごく嬉しかったし、両親共働きだったので、ハッピーがいてくれたから、淋しい何て思わなくなった。
ある夜 ハッピーが玄関の前で鳴いたので、外に出してから、私は布団に入った。
明日の朝また、お腹すいたよーって
帰って来ると思っていた。
布団に入り、睡魔が襲って来た頃
急に耳鳴りがキーンとして、体が動かない
金縛りにあったようだ。
焦った私は、隣の部屋に寝ている姉に助けを求めようとしたが、
今度は、声が出ない そのうちに、布団の足元から、猫がの歩いて乗ってきて、私のお腹の上に乗ってきた感触がしたのだ
でも、さっき外に確かに私が出して、誰も家に入れてない。考えたら
急に怖くなり、勢いをつけて寝返りをしようと踏ん張ったら、金縛りが解けた。
あれはなんだったんだろうと不思議に思ったが、眠ってしまい、あさが来た。
それからハッピーが帰って来ない。
またいつもの事かと思ったが、1週間 2週間
3週間経っても帰って来ない。
色んな事を考えた。誰かに連れていかれたのか?
車に引かれてしまったんじゃないか?とか
私はとても落ち込んで何もする気になれなかった。
諦めかけたある日 姉の婚約者が、会社の近くに、捨て犬がいるから、連れて来ようか?
と言われた。
私の落ち込む姿を見て、親も姉もじゃあ 連れて来てくれる? と
まだ諦めが付かない中、犬がやってきた。
庭で犬と遊んでいると、庭の植木の根元を
一生懸命掘っていた
「なーにしてんの?」 何て言いながら、そこに行くと
なんと、ハッピーのわずかな毛と、骨が出てきた。
びっくりした。あんなに探したのに、色んな場所を自転車で探し回っていたのに。
こんなすぐ側に居たんだね。
あの金縛りは、布団に乗ってきた感触は
最後のお別れだったんだね。
振り切ってしまってごめんね
という気持ちが一瞬に襲って来た。
でも、最後までそばにいてくれてありがとう。
そんな気持ちで、骨と僅かな 被毛を
父親と、庭に埋めてあげました。
生涯忘れられない。私の不思議な話です。


