まず先に僕の近況を少し。

 


最近は久しぶりに引っ越しに囚われないで、
夏の暑さに悶えながらダラダラと過ごしています。
ここに居られる残りの三年と少し。
その間を過ごすかもしれないと割り切ったら、
心が少し落ち着いた。

どうあがいても10月には独りぼっちになる。
だったら今から孤独を認識して、
寂しさに耐えて行けるよう気持ちを切り替え中。
この十八軒ある市営住宅を否応なく独占する。
もう夜中にゴミを出そうが、雑草まみれになろうが、
大声を出そうが、裸が走り回ろうが関係ない。
ここには僕しかいないのだ。

昔のことが蘇る。
さすがに46年もいると色々な人に出会った。
四畳半二間に暮らす三人の若い女の子。
知的障害者の母親と一人娘
がんで余命いくばくもない状態でやってきた老人男性
体裁ばかり繕ういじわる管理人
酒を飲んで夜中に暴れる糖尿親父
若くして白血病で死んだその息子
初めて団地で死んだ真正面の家の男性
その息子は何度受験しても大学に受からなかった
さらに娘は僕と同級生でイタリア人と結婚した
謎の北朝鮮人
僕の車でたまに一緒に買い物に行ったお婆さん
やたら強気で身体は元気だったけどあっさりボケた老年女性

今思い出すと全ては懐かしい思い出。
そんな人たちも出て行ったり亡くなったり。
もう誰もいないんだねえ。
まさか僕一人になるなんて想像だにしていなかった。
世の中、先の事は全くわからないものです。

そういえば、
20年ほど前に恵那市をバイクで走っていたときのこと。
国道に近い古い市営住宅の前を通りがかった。
やはり今の僕の住宅と一緒でほとんどが空き家。
恐らく近くに大きなアパート型団地が出来たので、
ほとんどの住民はそこに引っ越したんだろう。
ところがまだ一軒だけ残ってた。
その時、バイクで通り過ぎながら僕は思った。

「こんなところに一軒だけ残ったらたまらんな」

続いて、

「こうはなりたくないな」

最後に一軒だけ残った惨めさ。
ボロ家でいつまでも動けない哀れさ。
なのに今、僕は全く同じ目に遭っている。
今の僕の境遇をどっかの誰かが見て、

「こうはなりたくないな」

そう思っているのだろうか。
もしそうなら僕は惨め&哀れである(;´∀`)



昨日、NTTの下請け会社が来ました。
電線にまとわりついた木やツタの除去のためです。
一応僕が電話で頼んでおいたんだけど、
何もこんなに暑くてジメっとした日に来なくても……
そして作業の結果は、
100点満点中5点くらいだな。
もっとしっかり剪定して除去して欲しかったけど、
ここの土地はもともと裏のお寺のもの。
下請け会社はお寺に木の除去の許可を申請したとき、
なんとお寺は「木は切ってもいいけど切った分を持ち帰るように」
と言ったらしい。
おいおい、そもそも木の剪定除去は地主であるお寺の仕事だろうに。
それを代わりにやるNTTに切った木を持ち帰れ?
こら坊主、お前らどこまで俗物なんだ。
坊主なんてこの程度だと思ってたけど、
ここまでダメだと救いようがないわ。
仕方なくNTTの下請け会社は持てる分だけ切って、
あとは残して帰って行った。
これじゃあ100点満点でも5点くらいしかあげられない。
うちもこれで陽当たりが良くなると思ったのに、
あまり効果を得られずにガッカリでした。
来年までここに住んでいればまた電話してやってもらうしかない。
電線に伸びる竹などの伸びきった木。
諸悪の根源は放置して全く管理しない裏のお寺でした。
だから宗教など信じられないんだ!
(それでなくても信じてないけど)


昨日、時を同じくしてトイレの臭突ファンがついに壊れた。
今までは真冬に凍結して動かなくなる場合がほとんどだったけど、
今回の故障は初の真夏。
しばらくうるさい音で必死にファンを回してる感じだったけど、
ここへきてついにご臨終。
取り換えとなりました。
しかし、交換はトイレの煙突の先。
普通の人では交換出来ない。
そこで僕は元勤めていた会社に交換を依頼した。
問題の臭突ファンを扱っていたからだ。
翌日、店長自ら来てくれてすぐに交換してくれた。
お陰で家中に立ち込めていた糞尿の匂いが消えて助かった。
しかも支払いは商品の仕入れ値段だけ。
要は商品は半額以下で工賃はタダ。
普通なら商品と工賃で優に1万円は超える。
それがたったの4000円。
いつも安くやってくれてありがたい。

「ハナブサさんからお金なんか頂けませんよ」

そんな言葉に返って恐縮してしまった。
せっかくだから彼の帰り際にタバコ代を渡しておいた。
それでも交換費用は全然安かったから互いにwinwin。
店長でもある彼も恐縮して帰って行った。
こういうのを生きたお金の使い方って言うのかな。
この新品の臭突ファン。
僕がこの住宅に居る間は動き続けるであろう。
壊れたファンが引っ越しまで持たなかったのは残念だったけどw



最後にピグの話題を。

 

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てなわけで、今回はおしまい。


梅雨も明けて厳しい真夏がやってきました。
皆さんもご自愛くださいね。



それでは。