熊本県 水俣市で発症した「水俣病」

メチル水銀化合物により汚染された魚介類を長期摂取する事により中枢神経を中心に神経系が障害をうける中毒性疾患。

神経系以外に障害がでることがないのが定説となっている病気。


なぜ熊本の水俣病の話しをするかと言うと、今裁判で
「新潟水俣病」の判決がでました。

結論は「時効」


新潟水俣病の原因と言われている「昭和電工鹿瀬工場」

今行っている現場の近く。


阿賀野川に放流された工業廃水にメチル水銀が含まれていた事によるようです。


昭和4年 鹿瀬発電所の電気で「昭和電工 鹿瀬工場」
が開業。

昭和11年 水銀を触媒に「アセトアルデヒド」を作製。
精製過程でメチル水銀となり川に流出。

昭和31年 新潟水俣病症例が発見された。



以前撮影した「鹿瀬駅」






昭和電工のお陰で鹿瀬は銅山閉山から引き続いて賑わいをみせたようです。


こんなに身近で大変な事件が起きていたとは思いませんでした。



「昭和電工鹿瀬工場閉鎖跡」




高度成長期の副産物。

で、終わらせるのはあまりにも被害が甚大です。


今だに約3,800人の方々が病気と戦っており、また神経系の病気だけにニセ患者とか伝染するとか差別も発生したようです。