京都 ~のどかな山麓の深い秋~
11月下旬 京都の修学院~一乗寺エリアに
紅葉を見に行ってきました
京都 8時出発
JR奈良線で東福寺で下車 紅葉の名所エリアなので人がいっぱい
人の流れに逆らいながら 京阪乗換改札へ
京阪電車で出町柳へ ここから叡山電車で 「修学院」下車
ちょうど叡山出町柳駅で 展望列車「きらら号」がとまっていました
「きらら」は紅葉や景色を楽しむために 椅子が窓に向かっており
窓も大きいです
修学院駅から20分ほど歩くと 曼殊院門跡です
途中もみじのトンネルがあり とてもきれいでした
曼殊院門跡
枯山水の庭園で名高い 風格ある名刹
勅使門の白壁に生える紅葉が美しく
雨でぬれた 苔もいきいきしています
広い玄関を入ると狩野永徳による
虎の間の襖絵が迎えてくれました
三不動の一つとされる国宝の不動明王(黄不動)
珍しい両目を開いたお姿で 迫力があります
文豪 谷崎潤一郎から送られた鐘
光と影が織りなす美の八窓軒茶室など
京の趣を深く愛した
文豪ゆかりの寺でもあるのですね
圓光寺
池泉回遊式庭園「十牛の庭」
周囲の山々を取り込んだ おおらかなつくりに癒されます
庭園の入り口をくぐると
澄んだ音色を響かせる水琴窟
境内奥の高台には 家康を祀る東照宮があり
さらにその先では 洛北を一望することができます
詩仙堂
丘の斜面の凸凹を うまく使って庭が作られています
端正に刈り込まれたさつきの植え込みと
紅葉のバランスがとても美しいです
紅葉揺れる庭園に
鹿おどしの音が響きます
午後は一乗寺から祇園四条に移動
建仁寺
まちなかにありながら 静けさに満ちた境内
秋色に染まる庭…あれ? 染まっていませんでした 残念
国宝 「風神雷神図屏風」
俵屋宗達 筆
建仁寺はうれしいことに 写真撮影 OK
琳派400年記念特別展示
京都国立博物館で 「俵屋宗達 尾形光琳 酒井抱一」の
風神雷神図屏風が 一挙に展示され見られる機会が
11月23日までで ぜひとも本物を見たかったのですが
連れの日程が合わず 残念ながら見ることが
できませんでした
建仁寺ではデジタル複製ではありますが 十分迫力を感じます
迫力ある双龍図
「風神雷神」「双龍」のご朱印帳を購入
最初に 「大哉心乎」 と書かれていました
ここにいるだけで こころ静かに
自らと向き合える
― 人の心は本来自由でおおらかである ―
3時に圓徳院で 「圓徳院 美術館 高台寺」の
3か所共通割引拝観券を先に購入
その際 高台寺さんのオリジナル絵葉書(4枚入り)を いただきました
2枚拝観券を購入したのですが 春夏バージョンと秋冬バージョン
異なるセットをいただき その心づかいに感謝です
(後に高台寺に入る際にはチケットを持っていたので
拝観券売り場の行列に並ばず すんなりと 入れました)
近くの甘味処 洛匠さんで 「草わらびもち」をいただく
それから圓徳院を拝観
圓徳院
秀吉の妻
北の政所ねね 終焉の地
ねね様はこの庭を眺めながら
秀吉との思い出に浸っていたのでしょうか
とても落ち着く きれいなお庭です
高台寺
豊臣秀吉の菩提を弔うため 北の政所ねねが創建
小堀遠州作とされる 池泉回遊式庭園
美しさと華やかさを感じます
高台寺のライトアップは 有名ですが
昼夜入れ替え制ではないので
両方楽しむことができました
方丈前庭 プロジェクションマッピング
プロジェクションマッピングをみようと
すでに みなさん座り始めています
4時15分 3列目正面に座る
5時から始まるとのこと…
板の間なので 結構足がしんどいです
どんどん人が集まってきて
係りの方も誘導が大変そうです
5時から始まった「百鬼夜行」
まだ 薄暗い程度だったので もっと真っ暗になると
さぞかし きれいだと思います
庭の散策も覚悟はしていましたが えらい人・人・人でした
平日なのに さすがすごい人気です
高台寺さんのライトアップは 本当にいろいろ趣向を凝らした
ライトアップでした
あいにくの曇天で お天気が良ければ
もっと日の光で 紅葉も美しかったと思いますが…
最も今年は 寒暖の差が急激でなかったため
今一つと お店の方もおっしゃっていました
でも ゆっくりのんびり 洛北の秋の京都を 楽しむことができました
臥龍池に映り込む紅葉も あまりに美しく 立ち去りがたかったです