JAPAN SWIM 2015 Day4
競泳日本選手権4日目。
今日は決勝で日本記録が出て会場がとても盛り上がった1日でした。
女子200m個人メドレー渡部香生子選手が自身の日本記録を、0.77上回る2'09.81の驚異的な日本記録での優勝。
平泳ぎ専門で後半型の渡部選手が、前半のバタフライと、背泳ぎで大きくリードを奪っての予想外の展開に会場がどよめきました。
ウォームアップ時に、コーチの竹村コーチに話を伺った時に、「今回は個人メドレーで記録を出すために調整してきた」と話していました。
正に有言実行の日本記録更新!
得意ではない前半をここまで上げる攻めの姿勢に200m平泳ぎも楽しみですね。
そして、昨日のBlogにも書いた、今回200mバタフライ一本に絞って臨んだ30歳松田丈志選手の挑戦です。
レース直前の招集所で、じっと目を閉じ、レースの展開をイメージしている松田選手の姿にこの種目にかける思いを感じました。
ウォームアップも、メインプールとサブプールを使い、いつもより多めに身体が動くように準備もしていました。
レースは、後半型の松田選手が、先行する攻めのレース。
前日の予選、準決勝とは違う、上下動の少ない勢いのある泳ぎに仕上がっていました。
持ち味の後半の追い込みに期待がかかりましたが、オーバーペースだったのか、最後失速してしまい、代表権を得ることはできませんでした。
この種目に絞って臨んだからこそ、悔いのないレースをしたい。相手を意識しない、今の自分のスタイルを貫いた泳ぎでした。
30歳で年齢のことを囁かれることは仕方がない。オリンピック前年度に代表に入れないことは大きなビハインドとなる。
しかし、代表に入れない期間の時間をどう過ごすかで変わってくると前向きなコメントを残してくれました。
今回は、スポーツ報知さんで評論をさせていただいています。
今日の渡部選手のレースのことについても書きましたので、明日のスポーツ報知、是非買って見てもらえると嬉しいです❗️