旗から見れば理想で、現実には先を見据えた結婚 -2ページ目
新婚旅行が終わり
いつもの生活に戻る
と言っても
旦那さんの浮気が分かり気持ち的には
今まで通りと言う訳にはいかなかったが
その時はまだ旦那さんに対して
好きと言う気持ちがあり
浮気相手に対して嫉妬と悔しさでいっぱいだった
些細な旦那さん行動が気になり
疑う事しか出来ない
そんな状況で私達の関係が
良い方向に向かう訳がない
私が色んな事を嫌味っぽく言ってしまう
何を言われても仕方ない…
そう最初は言いながら罪滅ぼしなのか?
優しかった旦那さん
しかし言われ続け我慢出来なくなり
俺も改めようと思って頑張ってるのに
いつまでも疑われるのは嫌だ!
そう言ってキレられた
心配掛けたくなかったが
自分の中だけに気持ちを納めていくのが無理で
姉や母には全部話していた
もう私の気持ちは限界だった
そんな中
結婚して初めてのお正月
旦那さんの家族や親戚の集まりがあり
長男の嫁として顔を出さない訳にはいかない
辛い状況でも
さも上手くいってるかの様ににこやかに…
そして今度は
旦那さんが私の実家に顔を出す
まさか姉や母が全部知ってるとは知らずに…
そんな状況でも姉や母は普通に
賑やかに接してくれた
初めて私の旦那さんとなった人と過ごすお正月
母はかなり嬉しかったらしく
珍しく酔い潰れて先に寝てしまった
そして姉と旦那さんと3人になった時
酔いの勢いもあったが
姉の前で全部ぶちまけてやった
機転の利く姉は初めて聞いた振りをしてくれた
それは旦那さんが悪いよね?
あんたも嫌なら別れれば良いじゃん!
でも別れないって決めたなら
ちゃんと割り切って頑張らないと!
姉にそう言われた
それでもグチグチ言い続ける私に
あんたはどうすれば納得するわけ?
そう姉に聞かれ
目の前で相手の連絡先を消して
LINEもちゃんとブロックして欲しい!
私が最後に直接LINEしたい!
そう言うと
旦那さんも妹とやっていくつもりなら
妹の納得する様に出来るよね?
旦那さんに聞いた
別にそれで構わない
そう言った時点で
連絡先は消してなかった事も分かったし
姉の手前そう答えるしかなかっただろう
私は酔っ払い過ぎて覚束ない手で
相手の女にLINEし返事も待たず
既読確認すらせずにブロックした
後日バカだなと後悔したが遅かった
取り敢えず相手の女の連絡先はメモっておいた
年も明けた事だし気持ちも新たにしよう
そう思ったがなかなか上手くいかない
それでも自分なりに努力していたつもりだった
結婚して半年が過ぎ
その年に私はもう44歳になろうとしていた
女として生まれたからには
やっぱり子供を産みたいと思った
私は何度か子宮の病気をしていた為
少しでも妊娠しやすい体にしておこうと思い
サプリを飲んだり食べ物にも気を使っていた
しかし私は高血圧と糖尿病を患っていて
肥満で高年齢と言う最悪な条件
更に年頃の娘がいた為
旦那さんとの営みも正直
頻繁に行う訳にはいかなかった
絶対に出来るって!
そう何も考えず簡単に言う旦那さん…
しかし妊娠する可能性は一日一日下がっていく
少しでも妊娠する可能性があるうちに
不妊治療をしたい!
もし出来なかったとしても
あの時しなかったからと後悔したくない!
期間は半年だけと決めて
それで出来なかったら諦めるから!
お願い事します!
キレやすい旦那さんが怖かったが
勇気を出して旦那さんに伝えた
それって男の人も検査するんだよね?
自分の精子を見てみたいから良いよ!
私は悩みに悩んで真剣に伝えたのに
この返事
でも不妊治療に協力してくれるなら
どんな理由でも構わないと思った
どうしても旦那さんの子供が欲しい!
正直そんな気持ちではなく
自分の子供が欲しかった
そして本当は元カレの子供が欲しかった…
そんな気持ちの中
不妊治療は始まった
しかし旦那さんとの不妊治療は
やっぱりそんな簡単なものではなく
初めての通院の日に泣く事になる
毎日の様に泣いて過ごした3ヶ月
結婚したばかりなのに
逃げ出したい気持ちしかなかった
離婚…
それも真剣に考えたが
離婚してしまえば迷惑を掛ける人達もいる
何より私を母親として受け入れてくれた
子供達の事を考えると
すぐに離婚と言う道は選べなかった
この時
娘が高校二年生で再来年には
県外の短大へ進学する予定だった
後一年半だけ頑張れば
娘は家を出ていく
その時に娘に付いて行くか
離婚かな?と考えていた
うちは貧乏だったから
稼ぎの良い旦那さんとの結婚が決まった時
安心したと本当に喜んでいた
結婚後に泣いてばかりの私に母が
今は苦しいかも知れないけど
先々は安定していくし割り切りなさい
そう言われた
実際に離婚してしまって実家に戻って
死ぬまで独身だった時
色んな面で負担や迷惑を掛けてしまうのは
家族だ
私が聞き流せる様になって
我慢さえすれば家族に迷惑掛けずにすむ
先を見据えたら旦那さんと一緒にいるのが
一番良いのだろう…
色々と考えながら
それを励みに頑張ってきたのは
11月に予定している新婚旅行
沖縄でのチャペルと海でのフォトウェディング
それでこの辛かった時期を払拭出来
付き合ってる時の様に仲良くなれるかも?
そう思いながら久々にずっと手を繋ぎ
少しずつわだかまりが溶けそうだった
しかし新婚旅行中も
旦那さんの態度がたまにおかしい
義父母からはもう電話はこないはずなのに
しきりに携帯を気にする
最終日のホテルで
とうとうロックが何か分かってしまった
ずっとモヤモヤしていたし
酔っ払っていた勢いでロックを解除した
そしてついに見付けてしまった
元嫁とは違う女がいた事を
お互いを呼び捨てで呼び
旅行に行きたいね
だとか
今日は新婚旅行だよね
と女からわさとらしくLINEがきていた
付き合いは思った以上に長く
結婚する前からだったのだ
緊張とショックで震える手で
二人のLINEのやり取りを撮りまくった
全部は無理だったので
ある程度撮ってから旦那さんを起こした
最初は何もない
そう言っていたが
私が携帯を見た事を告げると
何で携帯を見るんだ!
見た方が悪い!
そうキレまくっていた
もう終わったな
これでこれを理由に離婚すれば良い
そう思った
最終日の朝
私は普通に過ごした
今まで通り手を繋ぎ笑った
でも空港に向かい現実を突き付けられると
義父母達の事
浮気されてた事
現実に帰りたくなくて泣いた
やっぱりもう無理か?
帰りの車の中で聞いてきた旦那さん
分からない…
私はそう答えた
家に帰り義父母ににこやかに話し
娘にも笑顔でお土産を渡す
楽しかったはずなのに疲れた…
数日後
私の様子がおかしい事に娘が気付いた
何かそんな気がしてたんだよね
娘はそう言っていた
相手は知ってる人だなんて思いも知らず
こんな人だったんだよね
と名前を見せたら娘が驚いた
そして
やっぱりね…
そう言った
旦那さんの浮気相手のもう一人は
息子の同級生で御互い寝泊まりする程
仲の良い親友の母親だった
バレたらどんだけ息子達がショックを受けるか…
息子達の事は何も考えなかったのかな?
悲しさと怒りと呆れで気持ちはMAXだった
その人の連絡先を消して欲しい
そう言ったが
やり方が分かんない
とはぐらかされた
あーそこまでして続けていきたいんだね
それなら私と離婚して
その人と結婚すればいいじゃん
そう思いつつ
悔しくて悲しくてまた泣いて暮らす日が続いた
大好きな元カレとの突然の別れ
悲しさで心にポッカリ穴が開いた様だった
食事も喉を通らず
何もしたくない…
夜になると寂しさが増して眠れなかった
もう触れる事も声を聞く事も
会う事も出来ない…
悲しくて悲しくて仕方なかった
しかし仕事には行かなければいけない
職場では裏の私を演じていて
面白くて明るい人だと思われていた
笑わせるのが当たり前
自分でそのキャラを作り上げたのだが
そんな職場が苦痛だった
でも今回は笑ってなければならない
キャラのお陰で仕事中は泣かずに過ごせた
元カレを忘れる事は出来なかったが
誰の連絡先も知らず
元カレの状況を知る術が無く
諦めるしかなかった
そんな時に出会ったのが今の旦那さんだ
寂しさでのめり込んでいくのが早かった
元カレとの突然の別れもあり
旦那さんと連絡が少し途絶えただけで
不安でたまらなかった
旦那さんはバツイチだし
仕事と子供達の事で自由な時間がなく
だからこそ自分の時間が大切で必要な人だった
だから異様に執着する私が嫌だっただろう
そんな私だったから旦那さんは
私との結婚をすぐに考えられなかったと思う
義父母が子供達に対する束縛と
遊びたい盛りの子供達への理解がなく
嫌な事ばかりしか言わない
そして母親と幼い頃に別れ
忙しい父親には構ってもらえず
寂しい思いをいっぱいしてきた子供達
そんな所に入ってきた私
だから子供達とすぐに仲良くなれたと思う
もし子供達がすんなり懐いてくれなかったら
旦那さんとの結婚は無かっただろう
私との結婚を決めた一番の理由は
子供達との関係性だったと思うから
こんなに大好きになれた
旦那さんとの結婚にも関わらず
やっぱり元カレの事を思い出してしまい
結婚が決まった時
私の気持ちは正直
複雑だった…
色々とあった元カレ
もう二度と会えない元カレ
結婚したら大変な事は想像できたが
それでもやっぱり大好きで
元カレとずっと一緒にいたかった
それが私の素直な気持ちだった
そんな元カレと結婚した後
また連絡が取れるなんて
そしてまさかまた会えるなんて
この時は思いもしなかった
タイミングが少しずれてたら
私は旦那さんと結婚していただろうか…

