どうもNishidaです。
今回は以前投稿した「筋の正作用と反作用」の肩関節編を書きたいと思います。
https://ameblo.jp/20080413nn/entry-12614363680.html
少し長くなりそうなので理論編を前後編に分けたいと思います。
まずは肩の肢位による内外旋の主動作筋ですが...
図のようになると考えています。
赤字になっている筋の関与が強いと捉えています。そのため、とりあえずは各肢位での赤字の筋の正作用と反作用を主に考えていきます。
今回は肩関節second position(以下2nd)での内外旋運動を例に挙げたいと思います。
図が見づらいのはご勘弁m(__)m(実線は骨の手前、点線は骨の向こう側を筋が走行することを示しています。)
各運動面で書いていきます。
まずは前額面上です。
2ndでの外旋では棘下筋下部が強く影響すると考えます。
棘下筋は正作用では肩関節外旋、反作用では肩甲骨上方回旋となります。小円筋も同様に作用すると考えられるので図に載せています。
2ndでの内旋では肩甲下筋下部と大胸筋胸肋部・腹部が強く影響すると考えます。
肩甲下筋下部は正作用では肩関節内旋、反作用では肩甲骨上方回旋となります。大円筋も同様に作用すると考えられるので図に載せています。
また大胸筋胸肋部・腹部は正作用では肩関節内旋、反作用では胸骨下角の拡大および胸骨遠位部の同側傾斜が生じると考えます。
もちろん肩甲骨肢位や筋の走行に個人差があるため、2ndの肢位からずらさないと上記のような運動が生じない場合もあります。
今回はここまでにしたいと思います。
次回は、矢状面上・水平面上とまとめ(解釈)を書いていきます。
ではまたー☆彡